WBA&IBF世界ミドル級統一戦 ゲンナディ・ゴロフキンVSデビッド・レミュー

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227.今日は疲れたのでゴロフキンだけです(詳細報告)

 

WBA&IBF世界ミドル級統一戦 (2015年10月18日、日本時間)

ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)VSデビッド・レミュー(カナダ)

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(出典:WOWOW)

 

ここまでボクシングのテクニックに差があるとは思いませんでしたね。

それでも、村田さんが「一発だけならレミューの方が上かもしれません」ということですし、あわやの瞬間もあるかもしれなと、ドキドキしながら経過を見守りました。

もう1ラウンドから差が歴然

ゴロフキンの左ジャブでレミューが前に出られません。戦前の予想に反して、いきなりゴロフキンがプレッシャーをかける展開になりました

2ラウンドになると、もうゴロフキンがレミューのパンチを見切ったように、さらにプレッシャーをかけると、もうレミューはタジタジです。

3ラウンドには完全にゴロフキンが距離を支配していました。

まずはボディブロー

5ラウンドのゴロフキンのボディブローは強烈でしたね。

 

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(出典:WOWOW、ゴロフキンの強烈なボディブロー)

 

顔をゆがめて膝をつくレミューの表情が、そのダメージを如実に語っていました

倒れたレミューに追い打ちをかけてパンチをふるったゴロフキンはを見て、具志堅用高さんを思い出しました。これはいけませんね。

ジョー小泉さんの「厳しいレフリーなら減点されていますよ」というコメントが聞こえてきそうです。

レミューも踏ん張る

KOも時間の問題と思われましたが、ゴロフキンはいつよりかなり慎重で、強引に倒しに行きません。

時折レミューのパンチを被弾するとゴロフキンの動きが止まり、「やはりレミューのパンチはかなり強い」。パンチ力だけなら引けを取らない感じがしました。

テクニックでは圧倒していますが、レミューの強打は最後まで警戒していましたね。ダメージがあってもレミューのパンチはまだまだ危険です。

追いつめてTKO

ゴロフキンは淡々とプレッシャーをかけ、正確なジャブからコツコツとパンチを放ち、レミューを追いつめます。

そして8ラウンドの初めにドクターから何か注意があったのか(展開が一方的になったらストップするというような感じかな)、レミューが最後の力を振り絞って反撃してきました。

結局、地力と余力に勝るゴロフキンが反撃に転じ、連打を浴びせ一方的な展開になり、レフリーが割って入りました。

 

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(出典:WOWOW、ゴロフキンの連打でレフリーストップ)

 

村田さんが「レミューは下がったらだめですね」という通り、完全にゴロフキンに試合を支配され、予想以上の完敗でした。

 

パンチのあるゴロフキンがテクニカルボクシングをしたら、手が付けられませんね。

ちなみに、速報ではパウンドフォーパウンド5位とお伝えしましたが、4位の間違いでした。この勝利でロマゴンに肉薄しそうですね。

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