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■メイウェザーVSパッキャオの良さがわからないの?
フロイド・メイウェザーVSマニー・パッキャオの試合を、「つまらなかった」「どっちが勝ったのかよくわからない」という人が多い中、まれに玄人ぶってそれを批判する人がいます。
たまにいるんですよ、こういう人が。わかったような顔をしてね。
「防御に徹したメイウェザーの試合運びのうまさ、それをさせないパッキャオの鋭い踏み込み、この醍醐味がわからないなんて」とか「パッキャオは意外と接近戦が苦手で、それを巧みに利用するメイウェザーのうまさ」なんてね。
私にはよくわからないので、うまく表現できませんけど。
■ちゃんとわかってますよ
たしかにメイウェザーは素晴らしいボクサーです。
相手のパンチより速く顔を動かすことができるのではないかと思ったほど、防御勘は優れていますし、圧倒的なスピードの違いで、右ストレートを何発も続けて打ち込むなんて、人間業ではありません。
パッキャオもSバンタム級で代打出場し、レロホノロ・レドワバをKOしてIBFの世界タイトルを奪ったときは、ボクシングファンをアッと言わせたと思います。
体重の差をものともせず、踏込のスピード、破壊力抜群のパンチでSウェルター級まで上り詰めたわけですから、驚嘆に値します。
でもわくわくしながら二人の試合を見ていたのは、4年前ぐらいまでです。
■全盛期を過ぎたポンコツ対決
何度も言わせてもらいますが、数百億もファイトマネーをもらうような試合では決してありません。この二人は詐欺師です。
結託してボクシングファンから大金をせしめたのでは、と疑いたくなります。
玄人を気取った一部のファンは「最高の試合、あの良さがわからないなんて、なさけない」なんてほざいていますが、多くのボクシングファンは「史上最低の凡戦」と思っていますよ。
ちなみに、私の採点はドローです。要するにどっちもどっち、勝敗なんかどうでもよい、実に下らん試合だったということです。
全盛期の動きからは程遠いメイウェザーと、やみくもに飛び込み、ポンコツパンチを当たりもしないのに振り回すパッキャオ。絶対効かない右ストレートを当てて逃げ回るメイウェザーと、ガードの上か空振りしかないパッキャオのパンチ。
ボクシングは、少数の「玄人ぶった人」ではなく、多くの普通のファンに支えられているのですよ。もっとわかりやすい面白い試合を期待しているのです。
二人ともさっさと引退してください。もう飽きました。