目次
◆キース・サーマンVSロバート・ゲレロ
キース・サーマンについてはこれまで何度もレポートしています。
・今年実現してほしい対戦カード・その1、ニコラス・ウォータースVSワシル・ロマチェンコ、フロイド・メイウェザーVSキース・サーマン – わしはボクシングマニア
・WOWOWエキサイトマッチ観戦記:ロマチェンコ、サリド、クリチコ – わしはボクシングマニア
私は個人的にメイウェザーの最大の刺客だと思っています。パッキャオはもうポンコツで、そのボクシング自体に全く魅力がありません。もはや世界の一流とは言えないということです。はっきり言って、飽きました。
(ちなみにメイウェザーVSパッキャオ戦の試合結果の感想は↓です)
・やっぱりしょーもなかった! メイウェザーVSパッキャオ・・・面白かったのはワシル・ロマチェンコVSガブリエル・ロドリゲス – わしはボクシングマニア
◆ゲレロの実力
ロバート・ゲレロはフロイド・メイウェザーとも対戦しています。日本の亀海喜寛とも対戦しています。両方を見た私にはその実力は大体想像ができます。
ゲレロはタフなファイターですね。亀海にはパワーで押し切りましが、メイウェザーには見事にかわされてしまいました。当然の結果ですが、亀海には世界はあまりにも遠いということがよくわかりましたし、メイウェザーはこのレベルでは安全に勝てるということです。
◆サーマンの実力
それではサーマンについて詳しく解説したいともいます。
パワフルで根性のあるゲレロにたいして、冷静で、ボディに的確にヒットし、サウスポーのゲレロを苦にする様子もありません。カウンターもうまいし、結構危険なパンチの交錯も勇敢に対応します。おそらくゲレロのパンチを見切っているのでしょう。
中盤にダウンを奪い、KOチャンスもあったのですが、スタミナの温存なのか、終盤失速し、逃げ回りました。もちろんゲレロのタフさが十分に発揮されたのはよくわかりましたが、それにしてもサーマン! がっかりです。手を痛めたように最終2ラウンドは消極的なボクシングで今後に不安を残しました。
一方ゲレロは、「俺を越えなければ世界はないよ」を実証したしたような戦いぶりでした。
結局、サーマンの完勝でしたが、サーマンのスタミナに若干不安を感じました。
◆サーマンの将来性
ゲレロを苦もなく退けた実力は世界の一流だと思います。スピード、足の裁き、相手のパンチの見切り、すべてにおいて才能は十分です。時折危険なパンチの交錯ありますが、これはおそらく相手能力に応じた対応だと思いますので、心配はないと思います。
とりあえずパッキャオをぼこぼこにしてみますか~