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全日本新人王決定戦5時間
全部見たら5時間ぐらいかかりました。ほんと、好きなおっさんですね。
ちょうど解説が飯田覚士さんだったので、飯田さんの新人王戦を大阪府立体育館に見に行ったことを思い出しました。
たしか松島二郎という選手との決勝だったと思います。1ラウンドにダウンを奪い、そのあとは消極的な試合運びで、判定勝ちしましたが、まさか世界チャンピオンになるとは夢にも思いませんでしたね。
ということで、見る目がないことをご承知おきいただいて、以下の選手紹介を読んでください。(予想を何回も外していますので、もうご存知だとは思いますが)
ただ、最近の世界チャンピオンはほとんどアマチュア出身で、4回戦から新人王へといく路線で、世界に届く選手が少なくなりましたね。さて今年のレベルはどうでしょうか。
◆まずミニマム級の小西伶弥
ちょっとキラキラネームっぽいですね。
1ラウンドから左ボディーのうまさが目立ちました。これが効果的で勝利の決め手になったと思います。ばねもあり体全体に力強さを感じました。
相手がサウスポーだったのか、不用意に左ストレートをもらっていたのが気になりました。サウスポーが苦手なのかもしれません。
このクラスはレベルが低いので、日本チャンピオンぐらいまでは行くでしょう。
◆Sフライ級の橋詰将義
サウスポーでパンチは大振り、かなりボクシングが荒削りな感じですが、パンチ力はありますね。3ラウンドはダウン寸前の強打をみせていました。残念ながら偶然のバッテイングでこのラウンドに負傷判定勝ちになりましたが、5ラウンドやってたらどうでしょう。スタミナに不安を感じました。
◆フェザー級の阿部麗也
まさにキラキラですね。この選手、とても手足が長くて日本人離れしていて、それが印象に残っています。ボクサーにとって何よりの体型です。
辰吉丈一郎さんを思い出しました。素質は雲泥の差がありますけどね。
◆Sフェザー級の粕谷雄一郎
まだ18歳です。
相手は長身で手足が長く、懐が深いのでやりにくそうでした。おまけにサウスポー。
それでも2ラウンドに右フックでダウンを奪ったのはさすがですね。パンチ力はあります。
かなり効いていた感じですが、攻めきれませんでした。
その後も結局中へ入れず判定。
◆最後はウエルター級の別府優樹
7戦7勝全KOの強打者。
豪快でしたね。MVPは文句ないでしょう。
左右フックを振り回し、1ラウンドにダウンを奪い、2ラウンドKO勝ち。
藤猛さんを思い出しました。
こう書くとすごい選手に思うでしょうが、フィジカル面に問題アリです。
ウエルターにしては背が低すぎますし、もちろんリーチも短い。地味にアウトボックスするボクサーに、手も足も出ないで負けるような気がします。
負けましたが、フライ級の小坂駿の足さばきは、まるでリゴンドーみたいで素晴らしい!と感心しました。残念ながらパワー不足、スタミナにも問題アリで、後半失速しました。
身長の割にリーチが短いのも気になりました。
将来性は感じましたけどね。