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WBO世界S・フェザー級タイトルマッチ(2025年5月11日)
エマヌエル・ナバレッテ(メキシコ)VSチャーリー・スアレス(フィリピン)
両選手のプロフィール
エマヌエル・ナバレッテ(メキシコ)WBO世界S・フェザー級王者
42戦39勝32KO2敗1分け、30歳 オーソドックス
身長 170cm リーチ 183cm
2018年にWBO世界S・バンタム級王者のアイザック・ドグボエに挑戦し、判定勝ちで王座を獲得。3度防衛後、王座を返上しました。階級をフェザー級に上げ、2020年10月にルーベン・ビラとWBO王座決定戦で2度のダウンを奪い、判定で2階級制覇を達成しました。3度目の防衛戦でエドゥアルド・バエスに6RKO勝ちした後、王座を返上し階級を上げました。2023年2月にリアム・ウィルソンとWBO世界S・フェザー級王座決定戦を行い、ダウンを奪われる大苦戦の末、逆転KOでタイトルを獲得しました。2度防衛後、2024年5月にWBOライト級王座決定戦でデニス・ベルンチクに1-2の判定で2敗目を喫しました。S・フェザー級に戻り、スカル・バルデスに完勝し3度目の防衛に成功しました。
チャーリー・スアレス(フィリピン)WBO1位
18戦全勝10KO、36歳 オーソドックス
身長 168センチ リーチ 188センチ?
リオ五輪に出場したアマチュアエリートで、プロに転向したのが30歳の時です。デビュー後は各団体の地域タイトルを獲得しながら、世界ランキングを上げてきました。
展開予想
申し訳ありませんが、「わしボク」はスアレスについて全くわかりません。スアレスの「御手並み拝見と行きましょうか!」と浜田さんの真似をしてごまかしておきます。リーチが188センチというのも疑わしい数字ですね。
試合展開
先に仕掛けたのはスアレスでしたが、ナバレッテも応戦し右をヒットしこのままナバレッテがペースを握ると思われました。しかし、3ラウンドあたりから、ナバレッテのパンチが雑になってきて、空を切る場面が見られるようになりました。
その後はお互い大振りのパンチを振り回し、あまり効果的なパンチがなく徐々に消耗戦になってきました。そして、6ラウンドのヘッドバッドでナバレッテが左目の上をカットしました。ここからスアレスが果敢に攻め立てましたが、8ラウンドにコーナーに帰ってきたナバレッテは、顔面血だらけで「これはストップでしょう」と思いました。
案の定、8ラウンドが始まる前のドクターチェックで、レフリーが試合をストップしました。
負傷判定の結果2-1(77-76、77-76,75-78)でナバレッテが防衛に成功しました。
しかし、8ラウンドは戦っていないのに、採点に加えられています。発表までに相当の時間がかかったのは、8ラウンドの採点に作為があったと疑われても仕方がないですよね。後味の悪い結果となりました。