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IBF暫定世界ライト級王座決定戦(2025年5月11日)
レイモンド・ムラタラ(アメリカ)VSザウル・アブドゥラエフ(ロシア)
両選手のプロフィール
レイモンド・ムラタラ(アメリカ)IBF4位・WBO1位
22戦全勝17KO、28歳 オーソドックス
身長 173センチ リーチ 183センチ
「トップランク社」の期待のホープ。一発のパンチ力に欠けるところがありますが、完成度は高いですね。初の10回戦もTKO勝利で全勝街道をキープしています。2023年5月にジェレマイア・ナカティラに2RTKOで勝利し、NABF北米・WBOグローバルライト級タイトルを獲得しました。2024年7月にテビン・ファーマーに判定勝ちしてNABF・NABO北米タイトルを獲得しました。
ザウル・アブドゥラエフ(ロシア)IBF2位・WBO3位
21戦20勝12KO1敗、31歳 オーソドックス
身長 175センチ
WBCシルバータイトルを2度防衛し、2019年9月デビン・ヘイニーとWBC暫定王座決定戦を行い、4RTKO負けで王座獲得に失敗。2022年2月にホルヘ・リナレスに12RTKO勝ちしています。現在、9連勝中です。
展開予想
ムラタラが堅実なボクシングでペースを掴み、判定で王座を獲得すると思います。倒すのは無理でしょうね。
試合展開
スピードとパンチの多彩さで上回るムラタラが、早くからペースを奪い、コンパクトなパンチを的確にヒットし、ポイントを奪っていきました。試合後半から、アブドゥラエフも積極的に手を出しますが、パンチの的確性でムラタラが上回り、ペースを奪うことが出来ません。しかもアブドゥラエフはほぼワンツーだけの単調な攻撃パターンで、これではすべてムラタラに読まれてしまいますね。最後まで、一発の威力はありそうでしたが、当たらないことには勝てません。
判定は3-0(118-110,119-109,119-109)の大差となりました。
恐らく正規王者のロマチェンコとの試合は、しばらく実現しそうもないので、防衛戦をこなしていくことになるでしょうね。出来たら、防衛戦より他団体との統一戦を期待したいですね。