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アレクシス・ロチャ(アメリカ)VSアンソニー・ヤング(アメリカ)
ウェルター級10回戦(2023年5月28日)
両選手のプロフィール
アレクシス・ロチャ(アメリカ)WBA世界ウェルター級14位・IBF13位
23戦22勝14KO1敗、25歳 サウスポー
身長 178センチ リーチ 178センチ
デビューから16連勝し、17戦目でラシディ・エリスに判定負けで初黒星を喫しました。その後は6連勝して世界ランクに顔を出しました。
アンソニー・ヤング(アメリカ)WBO世界ウェルター級8位
26戦24勝8KO2敗、35歳 オーソドックス
身長 175センチ リーチ 183センチ
デビューから10連勝し、その後2敗しています。2019年5月に元WBO世界S・ウェルター級王者のサダム・アリにTKO勝ちしました。アリはミゲール・コットに勝ってタイトルを獲得した強豪です。しかし、アリ以外に目立った選手との対戦はありません。
試合展開
ロチャの方が一回り大きく見えますね。
1ラウンド
ロチャが右ジャブをついて前に出ます。ヤングは下がりながらフェイントをかけ、間合いを図っています。ロチャがワンツーで攻め込むとヤングも反撃しますが、ヤングのボディブローはすべてオープンブローですね。
2ラウンド
ヤングは下がりながらフェイントをかけます。ロチャがボディブローでロープに詰めると、ヤングはクリンチで逃げます。ロチャが前に出ると、ヤングはすぐに抱きついてきます。ラウンド終盤、ロチャがボディブローは放ちます。
3ラウンド
ヤングが前に出ますが、ロチャの左ストレートですぐにロープに詰まります。ヤングも応戦しますが、手打ちのパンチで全く効果がありません。2分過ぎ、ロチャの右ボディブローがヒット。ちょっと効いた感じですね。ヤングはロープに詰まるとすぐクリンチで逃げます。終盤、ロチャの左ストレートがヒットしました。
4ラウンド
ロチャがボディブローでロープに詰めると、ヤングはすぐにクリンチで逃げます。ラウンド終盤、ロチャがヤングをコーナーに詰めて上下にパンチを打ち込みました。
5ラウンド
ロチャが追いかけ、ヤングは必死で逃げます。ロチャの左ボディブローがヒット。そして、ロープに詰めて、左フックをカウンター気味にヒットすると、ヤングが崩れるようにダウンしました。立ってきたヤングですが、足元が定まらず、レフリーが試合をストップしました。
ロチャの一方的なTKO勝ちでしたね。恐らくヤングがアリに勝ったのはフロックだと思います。うまかったのはクリンチだけでした。しかし、ロチャもレベルの高いウェルター級では世界戦戦に食い込むのは無理でしょうね。