ウィルバルド・ガルシアVSレネ・カリスト・ビビアノは引き分けで王座は空位のまま(IBF世界S・フライ級王座決定戦)がっがり横山葵海、ダウンを奪われ辛くも判定勝ち

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目次

S・フライ級8回戦(2024年12月21日)

横山葵海(ワタナベ)VSデンマーク・ケアド(フィリピン)

両選手のプロフィール

横山葵海(ワタナベ)

1戦全勝1KO、23歳 オーソドックス

身長 164センチ

アマの戦績が56戦44勝(12RSC)12敗。2022年全日本選手権バンタム級優勝し、2024年7月にプロデビュー戦で衝撃のKO勝ちを納めました。ワタナベジム期待のホープです。

デンマーク・ケアド(フィリピン)OPBF・フライ級5位

17戦13勝7KO3敗1分け、29歳 サウスポー

身長 165センチ

試合展開

期待のメインは、なんと8回戦の横山でしたが、序盤から力みすぎて、ボディブロー以外はパンチの的確性を欠き、がっかりでした。ガードも甘く、力みからかパンチの効果も半減し、だらだらと8ラウンドを消化しました。将来性は疑問ですね。

IBF世界S・フライ級王座決定戦(2024年1月21日)

ウィルバルド・ガルシア(メキシコ)VSレネ・カリスト・ビビアノ(メキシコ)

両選手のプロフィール

ウィルバルド・ガルシア(メキシコ)IBF3位

28戦22勝13KO5敗1分け、34歳 オーソドックス

身長 163センチ

27歳でプロデビュー。2021年6月にポール・バトラーと対戦し、僅差の判定で敗れましたが、その後は10連勝と勢いに乗っています。

レネ・カリスト・ビビアノ(メキシコ)IBF4位

23戦全勝9KO、29歳 オーソドックス

身長 165センチ

2022年2月にWBA中央アメリカS・フライ級タイトルを獲得しました。2023年10月に花田颯と対戦し、7RTKOで勝っています。

試合展開

IBF王者のフェルナンド・マルチネス(アルゼンチン)が井岡一翔とWBA世界S・フライ級タイトルマッチを行うことになったため、空位となったIBF王座決定戦が行われることになりました。

大振りのパンチを振り回すガルシアに対して、ビビアノは下がりながら的確なパンチを返すラウンドが続き、見映えとしては手数の多いガルシアがよかったように思います。どちらを取るか、ジャッジ泣かせのラウンドが続き、とんでもない採点で決着がつきませんでした。

1-1(118ー110、112-116、114-114)で引き分け。両者王座獲得ならず、空位のままとなりました。しかし、プロのジャッジにしてはこのバラバラな採点はちょっとひどいですね。

「わしボク」は終盤のガルシアの追い上げを評価し、ガルシアの判定勝ちとします。

この後どうするのでしょうね。両者の再戦なら観る価値はないです。

 

 

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