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WBC米国・IBF・WBOインターナショナルライト級タイトルマッチ(2024年11月24日)
キーション・デービス(アメリカ)VSグスタボ・レモス(アルゼンチン)
キーション・デービス(アメリカ)WBC・IBF・WBO3位
12戦11勝7KO1NC、25歳 オーソドックス
身長 175センチ リーチ 178センチ
2022年12月に長谷川穂積さんとも対戦した(判定勝ち)ファン・カルロス・ブルゴスにWBOインタコンチネンタルタイトルを獲得しました。このタイトルは現在4度防衛中です。2024年2月には、元WBOライト級王者のホセ・ペドロサに6RTKO勝ちしています。
グスタボ・レモス(アルゼンチン)IBF5位・WBC9位
30戦29勝19KO1敗、28歳 オーソドックス
身長 167センチ
2020年10月にIBFラテンアメリカS・ライト級タイトルを獲得し、2度防衛に成功しました。2022年3月には、元IBFフェザー級王者のリー・セルビーに5RTKO勝ちしています。しかし、2024年4月にS・ライト級のリチャードソン・ヒッチンズに判定で敗れました。「わしボク」はレモスが勝っていたと思っています。ちなみに、ヒッチンズは「わしボク」嫌いなボクサーに認定しています。
試合展開
敏捷な動きのデービスに対して、レモスはフィジカルが強そうに見えますね。3キロオーバーのレモスは1階級上に見えます。そのレモスが前に出てパンチを放ちますが、いずれも空を切らされています。デービスは下がりながらも、速いワンツーストレートをヒットさせます。
2ラウンド開始30秒、レモスの左フックをかわして、右フックのカウンターでレモスからダウンを奪いました。立って来たレモスはまだそれほどダメージがなさそうに見えましたが、デービスの右フックボディから左フックで、レモスが横向きにダウンしました。
これは効いた!何とか立ってきましたが、かなり足に来てますよ。デービスは一気に連打を叩き込み、3度目のダウンで、レフリーが試合をストップしました。
デービスの圧勝でした。KO率の数字以上にパンチの破壊力がありますし、パンチも的確です。恐らくレモスのパンチは一発も当たっていないでしょうね。強い!同じ階級のレイモンド・ムラタラも強いですが、破壊力はデービスの方が上でしょうね。
ジョー小泉さん一押しのアブドゥラー・メイソン
アンダーカードで登場したライト級のホープ、ジョー小泉さん一押しのアブドゥラー・メイソンですが右のガードが甘いですね。ベテランのヨハン・バスケスに、軽いカウンターをもらって、1ラウンドに2度もダウンしました。結果的には2ラウンドKO勝ちで、パンチ力の差を見せつけましたが、左アッパーを打つときに右のガードが甘くなってカウンターをもらっているようです。まだまだ課題を残す試合となりましたね。
ちなみに4団体のライト級のチャンピオン
WBA ジャーボンティ・デービス(アメリカ)
WBC シャクール・スティーブンソン(アメリカ)
IBF ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)
WBO デニス・ベリンチク(ウクライナ)