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ノニト・ドネア(フィリピン)VSジェシー・マグダレノ(アメリカ)
WBO世界Sバンタム級タイトルマッチ(2016年11月6日)
(出典:WOWOW)
ドネアは40戦37勝24KO3敗、33歳。これが2度目の防衛戦です。
マグダレノは23戦全勝17KO、サウスポーの24歳。実力は未知数です。「お手並み拝見」ですね。
試合経過
1R)
まずはお互い探り合いです。まだどちらの距離でもないですね。
ドネアはマグダレノが入ってくるところへ右のカウンターを狙っているようです。
2R)
マグダレノの踏み込みは結構速いですね。ドネアがスピード負けしています。
終盤、ドネアがパワフルなパンチでプレッシャーをかけますが、クリーンヒットは奪えません。
3R)
今日のドネアは手数少ないですね。
相手のスピードを力で抑え込もうとして、プッシャーかけますが、どうも距離が合わないのか、クリーンヒットが奪えません。
この回、終盤にドネアがやっと左をあて、タイミングをつかんできた感じもします。
4R)
ドネアが強引に攻めますが、マグダレノの動きが速く、当たりません。
距離はマグダレノかな。この選手、なかなかうまいですね。
ペースもマグダレノが握っているように思います。
ドネアはやりにくそうです。ドネアの強打は空回りしています。
バッティングでマグダレノがカットしました。
5R)
ドネアがプレッシャーかけ、マグダレノが少し押され気味です。
やっとエンジンがかかってきたのでしょうか。
ドネアは、タイミングが合ってきた感じですが、まだ距離がつかめていません。
6R)
ドネアはマグダレノのパンチが読めてきたようが、攻撃がいつもより雑です。
マグダレノの結構強い右フックがヒットします。
一方、ドネア攻めあぐねて手数少ないですね。意外と余裕ないですよ。
7R)
ドネアのパンチはパワフルです。この回はマグダレノがやや押され気味です。
しかし、マグダレノはドネアの打ち終わりを狙い、クリーンヒットを決めます。
8R)
マグダレノのパンチのヒットが多くなってきました。ドネアのパンチにカウンターを合わせてきます。
ドネアは力みが目立ち、手数が依然として少ないですね。
このままではドネア危うしです。
9R)
ドネアのガードが低いのが気になります。
マグダレノはドネアの攻撃パターンが読めてきたようです。今日のドネアは攻めが単調すぎますね。
そして、ドネアが強引に攻めたときにマグダレノのカウンターがヒット。これは結構効きました。今度はマグダレノが攻勢に転じます。
マグダレノは勘がいいですね。
10R)
ドネアのノーモーションの右がヒット。今度はマグダレノが少し効いた。
意外とドネアは追撃の手が出ません。まだ、ダメージが残っているのかもしれません。マグダレノはうまくカウンターを決めて反撃に転じます。
ドネアもいいパンチをヒットしますが、マグダレノは必ずパンチを返してきます。
11R)
ドネアが勝負に出ました。しかし、マグダレノは勘がいいです。逆にドネアはカウンターをもらいました。
今日のドネア、ホントに攻撃が続きません。
12R)
マグダレノの動きは止まりません。そして、ドネアのパンチは空を切るばかりです。
終盤、ドネアの右ストレートがやっとヒットしましたが、追撃するとマグダレノのカウンターで返してきます。
私はクリーンヒットの多いマグダレノが勝ったと思いますが、さて。
116-112、116-112、118-110
3-0でマグダレノが判定勝ち。
今日のドネアは動きが悪かったですね。
マグダレノはなかなかのテクニシャンです。スピードもあり、パンチをまともにもらわないので、この選手を倒すのは難しでしょう。
無理に倒しに行ったドネアの作戦も悪かったと思います。