速報)カラム・スミスが苦戦の末、判定で防衛成功 VSジョン・ライダー(WBA世界S・ミドル級タイトルマッチ)DAZNで生配信

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カラム・スミス(イギリス)VSジョン・ライダー(イギリス)

(出典:DAZN)

WBA世界S・ミドル級タイトルマッチ(イギリス・リバプール)

スミスは、26戦全勝19KO、29歳。191㎝。

2018年9月、WBSSシーズン1の決勝で、ジョージ・グローブスにKO勝ち。WBSSを制するとともに、WBAスーパー王者のタイトルを獲得しています。

ライダーは、32戦28勝16KO4敗、31歳。WBA暫定王者。 175㎝。

ロッキー・フィールディング、ニック・ブラックウェル、ビリー・ジョー・サンダースといった国内のライバルにはすべて負けています。

スミスは、サウル・アルバレスとの対戦を熱望しているようです。暫定王者相手ですが、スミスにとっては、カネロ戦に向けての、チューンナップ試合といった感じでしょう。

試合経過)

迫力に欠けるスミス

3ラウンドぐらいから、スミスが少しテンポアップして、手数が増えてきました。しかし、15㎝も低いライダーですが、意外とガードが堅くボディワークも巧みで、なかなかスミスにクリーンヒットを許しません。

この日のスミスは、ミスブローが多く、特にフックは空を切る場面が目立ちます。右ストレートもいつもほどスピードもキレもなく、簡単に懐に入られてしまいます。

4ラウンドに右目をカット

小柄なサウスポーに手を焼き、長いワンツーで距離をとっても、すぐライダーが左右のフックを放ちながら、スミスをロープに詰めます。ライダーも距離を詰めてからの決め手に欠き、ほとんどのパンチがガードの上で、あまり効果的なヒットはありません。ボディブローでスミスの動きが止まるシーンはありましたが、ダメージブローはほとんどありません。

これはお互いに言えることで、スミスのっパンチも、ディフェンスのうまいラーダーになかなかクリーンヒットを奪えません。4ラウンドのカットも痛かったですね。

スミスはカウンターが下手

距離をとってワンツーを放ちながら、自分から攻めるときはいいのですが、ライダーが左右のフックを振って前に出られると、カウンターパンチがないので、すぐにロープに詰まってしまいます。

距離をとって、ワンツーを放つスミスに、ライダーがステップインして、懐に入り、左右のフックを放ちます。スミスは何度もクリンチでライダーの追撃を防ぎます。ほとんどのラウンドは、ほぼこの展開の繰り返しです。

11ラウンドにスミスがピンチ

11ラウンド終盤に、もみ合いの中でライダーの右フックがスミスの顔面をとらえ、動きが止まります。最終ラウンドも、ライダーが連打でスミスを追いつめますが、スミスはヨレヨレになりながらも、クリンチで追撃を阻み、逃げ切ります。

カラム・スミスが終盤失速しましたが、何とか判定で防衛に成功しました。3-0(117-111、116,112,116ー112)。小柄なサウスポーに最後まで手を焼き、スミスらしい攻撃はほとんど見られませんでしたね。これで、カネロと対戦したら、前半で倒されてしまいますよ。

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