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ディオンテイ・ワイルダー(アメリカ)VSルイス・オルティス(キューバ)
WBC世界ヘビー級タイトルマッチ(2019年11月23日)
ワイルダーは、42戦41勝40KO1分け、34歳。201㎝。
オルティスは、34戦31勝26KO1敗2NC、40歳。193㎝。
2018年3月に一度対戦しています。これが大激戦でした。先にダウンを奪ったのはワイルダーでしたが、8ラウンドにダウン寸前に大ピンチに陥ります。なんとか乗り切り、10RTKO勝ちで防衛に成功しています。逆転KOといってもいいぐらい大苦戦の勝利でしたね。
オルティスは、40歳とは思えなぐらい、スピードがあります。ワイルダーが無造作にパンチを打ちこむと、カウンターをもらって、また大ピンチになる可能性は十分あります。ワイルダーにとっては、一番危険な挑戦者かもしれません。
試合経過)
1R)先に仕掛けたのはオルティス
先に仕掛けたのはオルティスです。右と左のジャブの差し合いです。お互い身長ですね。オルティスのいきなりの左がヒットしました。オルティスの左カウンターはスピードも威力もありそうです。ワイルダーは慎重です。
2R)慎重すぎるワイルダー
お互い慎重です。ワイルダーはまだほとんどパンチを放っていません。じわじわと前に出るのはオルティス、下がりながら距離をとるワイルダー。ややワイルダーが押され気味の展開です。
3R)ペースはオルティス?
ワイルダーは右のストレートを狙っています。オルティスがじわじわと前に出ますが、お互い効果的なパンチはありません。オルティスが左ボディをヒット。ワイルダーはほとんど手が出ません。
4R)まだエンジンがかからないワイルダー
オルティスが大きな左フックを打ち込みます。ワイルダーはまだエンジンがかかりません。ちょっと狙いすぎですね。手数ではオルティスが上です。
5R)このままだとオルティスのペース
ラウンド中盤から、ようやくワイルダーがパンチを放ち出しました。オルティスは前に出て、左フックを狙っています。終盤、オルティスのショートのワンツーがヒット。
6R)ワイルダーはまだ何もしていません
オルティスは左を叩き込みます。オルティスの左か、ワイルダーの右か、当たれば倒れるでしょうが、お互いあまりにも手数が少ない。狙いすぎですし、警戒しすぎ。ホントにお互い慎重です。しかし、緊迫感はあります。
7R)右ストレート一発で決める
少しワイルダーが出てきました。ワイルダーの右を外して、オルティスが左のカウンターを放ちましたが、これは空を切りました。スピードはやはりオルティスの方がありますね。ワイルダーはこの左が怖くて、右が打てないようです。
残り5秒、ワイルダーの右ストレートがオルティスの顎を打ち抜き、オルティスがダウンしました。
何とか立ってきましたが、カウントアウト!
何と、右ストレート一発でオルティスを沈めました。これぞヘビー級ですね!