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井上尚弥(大橋)VSノニト・ドネア(フィリピン)
WBAスーパー・IBF世界バンタム級タイトルマッチ(2019年11月7日)
尚弥は、18戦全勝16KO、26歳。WBA・IBF王者。
WBSSトーナメントを、いずれも圧勝で決勝に駒を進めています。「わしボクPFP」1位のモンスターです。
ドネアは、45戦40勝26KO5敗、36歳。WBAスーパー王者。
WBSS初戦は、相手のケガでTKO勝ち。準決勝も本来の相手のゾラニ・テテがけがで出場できず、代役に勝って決勝に駒を進めています。ネームバリューは文句なしですが、バンタム級での実力は未知数です。
試合経過)
ドネアの表情は、ホントに余裕が感じられますね。しかし、井上も自信にあふれた表情をしています。
1R)
さあ、緊張のファーストコンタクト。
お互い様子見です。ドネアが前に、井上はまだ距離をつかんでいないようです。ドネアの動きはかなりいいですね。
2R)
ドネアの動きはいいですよ。しかし、井上の左フックで、ドネアが大きく体勢を崩しました。井上にやや余裕が見えていきましたが、ドネアの左フックで井上の左目にまさかの出血が。(井上談:この後、ドネアが二人に見えました)
3R)
ドネアが前に出てきました。井上の左ジャブがどうもまだ距離が合っていません。出血のせいかもしれません。この回はドネアが攻勢です。
4R)
井上がパワー負けしている感じです。井上の左フックが当たり出しました。しかし、まだ力みがある感じです。ドネアの調子が抜群いいいですね。
5R)
井上が少し攻めあぐねていますね。しかし、終盤、井上の右フックでドネアの動きが止まります。そこからドネアをロープに詰めて連打をあびせます。
6R)
今日の井上は慎重ですね。井上がワンツーをヒットしますが、ドネアも応戦します。スピードではやや井上ですが、ドネアもボディワークでパンチをうまく殺している感じです。
7R)
ドネアの動きがまた戻ってきました。ドネアがワンツーを打ち込んできます。お互いに間合いを図って、一発を狙ってます。
8R)
左ジャブの差し合いは井上の方が速いですが、ドネアのパワーは衰えません。いつもほど井上のパンチに、威力がないよな気がします。井上の出血もまた気になります。これほどパンチをもらう井上も珍しいです。
9R)
ドネアに余裕が見えます。やはりうまいですね。井上の左ジャブの打ち終わりに、ドネアの右フックがヒット。井上の身体だ大きく泳ぎます。
井上、まさかのピンチをクリンチでしのぎます。
どうも井上の距離感が悪いですね。鼻血を出した井上を見たのは初めてです。
10R)
井上がワンツーをヒット。ドネアはその打ち終わりを狙ってきます。やはり、井上の調子はおかしいですよ。終盤、井上の右フックでドネアの動きが止まりました。
11R)
井上の足に異変か。井上が攻勢をかけます。井上の右フックからの返しの左フックがドネアのボディをえぐります。
ドネアが背を向けてリングを回るようにしてでダウン。
立つな!しかし、レフリーのロングカウントに助けられ、ドネアがカウント9で立ってきました。しかし、ドネアもしぶといですね。井上も攻め切れません。
12R)
まさかの、12ラウンド。井上の左右のパンチがヒットしますが、ドネアは前に出てきます。いや~ドネアはしぶといですね。まだ、攻めてきます。井上のパンチにいつもの破壊力はありません。
判定は、井上の勝利です。いや~苦しい戦いでしたね。(114-113、117-109、116-111)の3-0です。