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ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)VSアンソニー・クロラ(イギリス)
WBA・WBO世界ライト級タイトルマッチ(2019年4月13日)
ロマチェンコは、13戦12勝9KO1敗、31歳のサウスポー。
世界最強のロマチェンコも、ライト級に上げてから、ロマチェンコらしいパフォーマンスに陰りが見えます。
クロラは、43戦34勝13KO6敗3分け、32歳。
ホルヘ・リナレスと2度の激戦を演じています。体幹の強さとスタミナならロマチェンコより上かもしれません。
実力差はかなりあると思いますが、試合が後半にもつれると、クロラの反撃に苦戦するかもしれません。果たして、圧倒的なスペックの違いを見せつけて、久しぶりに「ロマチェンコ勝ち」が見られるでしょうか。何だか「大番狂わせ」の予感もします。
試合経過)
アンダーカードの2試合が終わり、いよいよロマチェンコの登場です。
1R)
ロマチェンコが前にでますが、まだそれほど手は出しません。慎重に様子を見ていますね。
クロラはガードを固めています。 終盤、ロマチェンコがボディから顔面にパンチをヒット。
2R)
ロマチェンコの動きが激しくなってきました。ギアを上げてきたようです。ロマチェンコがプレッシャーをかけます。ロマチェンコのアッパーがヒットしました。
3R)
クロラも少し積極的に出てきましたが、ロマチェンコの反撃でまた下がります。ロマチェンコの手数がさらに増えてきました。上下にパンチを打ちこみ、ロープに詰めて連打を浴びせると、レフリーがストップしましたが、どうやら、ロープダウンをとったようです。クロラはゴングに救われます。
4R)
ロマチェンコがガンガン攻めます。クロラは防戦一方です。そして、右フックがテンプルにヒットし、クロラがダウンしました。これは効いた!立てません。レフリーがカウントの途中で試合をストップしました。ロマチェンコのTKO勝ちです。
今日のロマチェンコは完璧なボクシングでしたね。以前の2試合に比べると、明らかにパワーアップしていますし、パンチ力もアップしています。
「わしボク」はマイキー・ガルシアよりも、ジャーボンテイ・デービスかテオフィモ・ロペスと対戦してほしいですね。