ボクシング観戦記(海外編)

カリド・ヤファイが指名挑戦者に大差判定勝ち VSノルベルト・ヒメネス

カリド・ヤファイ(イギリス)VSノルベルト・ヒメネス(ドミニカ共和国)

WBA世界S・フライ級タイトルマッチ(2019年6月29日)

ヤファイは、25戦全勝15KO、30歳。

石田匠や村中優に大差判定勝ちして、すでに4度の防衛に成功しています。

ヒメネスは、41戦29勝16KO8敗4分け、28歳。WBA1位。

デビューから11戦目までに8敗しています。そこから負けなしで世界1位まで上り詰めた、まれにみる経歴の持ち主です。2014年にWBA王者だった河野公平さんに挑戦し、引き分けています。

試合経過

1R)

ヤファイが前に出てプレッシャーをかけます。長身のヒメネスはぎこちないフットワークで下がりながら応戦しますが、長い手足を持て余している感じです。ヤファイが左ジャブを突いて前に出ると、早くもヒメネスは押され気味です。

2R)

パワーで勝るヤファイが、前に出てプレッシャーをかけます。左フックがヒットすると、ヒメネスが足をばたつかせます。ヤファイのプレッシャーが強く、下がるヒメネスは、相変わらずフットワークがぎこちないですね。

3R)

前に出るのはヤファイ。ヒメネスは下がりながら左ジャブを突きますが、あまりスピードはありません。そして、ヤファイの左フックで体勢を崩します。やや、一方的になってきた感じです。ラウンド終盤、ヤファイの左フックダブルで、ヒメネスが大きく後退します。

4R)

前に出るヤファイに、ヒメネスも足を止めて応戦しますが、長続きはしません。しかし、ヤファイも左右のフックが空を切り、やや力みがみられます。KOを意識しているのでしょう。ヤファイがヒメネスをロープに詰めると、ヒメネスは長りリーチを絡み付けてクリンチに逃げます。レフリーはすぐさま試合をストップして、減点。

5R)

ヒメネスの動きが少しスムーズになってきました。そこへ、ヤファイのローブローで、試合が中断。試合再開後、ヒメネスが少し積極的に左をついて前に出ますが、長続きはしません。ヤファイの左ボディブローでヒメネスがロープに詰まると、またクリンチで逃げます。長いリーチを有効に?使っています。

6R)

ヤファイの攻撃も単調になってきて、ヒメネスに読まれている感じです。ヤファイが前に出てプレッシャーをかけますが、効果的なヒットはありません。ヒメネスはアッパーで応戦します。

7R)

ヤファイがプレッシャーを強めてきました。しかし、ヒメネスはのらりくらりとこれをかわします。ヤファイは前に出てプレッシャーをかけるものの、あまり手が出ません。やや攻めあぐねている感じがします。

8R)

ヒメネスが少し積極的に出てきました。ヤファイは手数が減りましたね。ボディブローからのコンビネーションが出ません。ヒメネスは下がりながらアッパーを打つなど、ようやく手数が増えてきました。しかし、またヤファイのローブローで試合が中断されます。かなり苦しそうなヒメネス。このままギブアップかな、と思いましたが、なんとか試合が再開されました。

9R)

この回もヒメネスが先に手を出してきます。ヤファイも応戦しますが、攻撃パターンが単調で、手を休めると、すかさずヒメネスが変則的なパンチを打ってきます。

10R)

ヒメネスの手数が増えてきました。変則的なパンチでヤファイは読み辛そうです。単調なヤファイの攻撃をヒメネスは左右にいなします。しかし、ヒメネスのパンチも単発で、連打がありません。

11R)

ヒメネスが前に出て、ヤファイはフットワークを使ってサークリング。前半とは逆の展開になってきました。ヒメネスは、下がりながら打つヤファイの打ち終わりを狙っています。ヤファイの左フックが空を切ります。このパンチはヒメネスに完全に読まれていますね。ヒメネスのガチャガチャしたボクシングにやや翻弄されている感じがします。

12R)

11ラウンドと同じ展開でスタートしましたが、すぐに、ヤファイが足を止めてリング中央で打ち合います。お互いクリーンヒットはありません。中盤からヤファイが前に出て、ヒメネスは起死回生のカウンターを狙います。そして、ヤファイの左フックがヒメネスの首を引っ掛け、ヒメネスが不運なダウンを喫します。

判定は3-0(119-107、118-108、117-109)の大差で、ヤファイが5度目の防衛に成功しました。

「わしボク」の希望としては、次の防衛戦は是非、ローマン・ゴンザレスとやってほしいと思います。

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