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ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)VSスティーブ・ロールズ(カナダ)
S・ミドル級(164ポンド)12回戦(2019年6月8日:日本時間6月9日)
ゴロフキンは、40戦38勝33KO1敗1分け、37歳。前WBA・WBCミドル級王者。
昨年9月に、サウル・カネロ・アルバレスに判定負けして以来、約9か月ぶりの復帰戦です。
ロールズは、19戦全勝10KO、35歳。IBFミドル級9位。
アマチュア実績は豊富(83勝14敗)のようです。どちらかというとアウトボクサーという感じで、パワーはそれほどなさそうです。左ボディブローが得意のようですが、それほどパンチ力はないでしょうね。
この試合は、ミドル級のリミット160ポンドより4ポンド(2キロ弱)重い、164ポンドのキャッチウエイトで行われます。前日計量はお互いクリアしたようですね。
この試合はDAZNでしか観ることができません!
このゲンナディ・ゴロフキンVSスティーブ・ロールズ戦はDAZNでしか観ることができません!
先日のアンソニー・ジョシュア戦もそうでしたが、ボクシング界は現在、どんどんDAZNへの進出を進めております。DAZNはいまやボクシングファンのマストアイテムであるWOWOWエキサイトマッチに並ぶ重要なチャンネルとなっています。
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試合経過)
何だか2週連続して「番狂わせの予感」がします。舞台は同じMSG(マジソン・スクエア・ガーデン)です。
1R)
ほぼ同じ体格です。ゴロフキンが様子を見ながら、じりじりと前に出ます。ロールズは長い腕でガードを固めています。終盤、ゴロフキンが左ボディブローをヒット。
2R)
ゴロフキンが左ジャブを突いて前に出ます。左右のボディブローがヒット。ロールズは相変わらずガッチリとガードを固めています。中盤、ロールズの右ストレートが軽くヒットしました。このあたりからロールズの手数が少しずつ増えてきます。ゴロフキンは、相変わらず不用意にパンチをもらいますね。
3R)
ロールズの長いワンツーがヒット。ゴロフキンは、ロールズをロープに詰めて、堅いガードの隙間にあらゆる角度からパンチを打ちこみます。そして、左の相討ち。終盤、ゴロフキンが左ボディブローを決めると、ロールズもボディブローで応戦します。まだ、ゴロフキンはリズムに乗れていないですね。ロールズは大健闘です。
4R)
ゴロフキンが、ロールズの堅いガードの隙間にパンチをねじ込みます。そして、リング中央でゴロフキンの左フックが少し上の角度からヒットし、ロールズが下がります。少し効いた感じです。ゴロフキンがロープに詰めて、連打を叩き込みます。ロールズは防戦一方になりながらも、ボディワークでで粘りますが、最後は強烈な左フックが顎をとらえ、ロールズは前のめりにダウン。これは立てないでしょう。レフリーがテンカウントを数え、試合終了です。
ゴロフキンの強打は健在でしたね。破壊力抜群です。番狂わせの予感は杞憂に終わりました。次は、カネロ・アルバレスとの第3戦ですか。「わしボク」はもうこのカードは飽きましたね。新鮮味がありません。ジャーマル・チャーロの方が魅力的な気がします。