日本人2選手が海外で世界戦 木村翔(WBO世界フライ級防衛戦・7月27日)&伊藤雅雪(WBO世界S・フェザー級王座決定戦・7月29日)の展望

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目次

木村翔(青木)VSフローイン・サルダール(フィリピン)

WBO世界フライ級タイトルマッチ(2018年7月27日・中国 青島)

木村は、19戦16勝9KO1敗2分け、29歳。今回が2度目の防衛戦となります。

上海で、中国の英雄ゾウ・シミンを倒して世界タイトルを獲得し、日本のボクシングファンをあっと言わせてからちょうど1年ですね。

サラダールは、31戦28勝19KO2敗1分け、29歳。先日、山中竜也からダウンを奪い、判定でタイトルを獲得したビック・サルダールは、弟です。

2016年9月に、井上拓真と対戦し、初回にダウンを奪いながら、後半ダウンを奪われ判定負けしています。

井上VSサルダールの試合 ↓

速報)井上尚弥&井上拓真&清水聡

その後は、5連続KO勝ちで、現在WB4位にランクされています。

予想される展開

身長はお互い165㎝と同じなんですが、リーチが約10㎝近くもサルダールの方が長く、前半はこの距離に木村は苦労しそうです。

井上拓真もこの距離に最後まで悩まされていました。

また、井上がダウンを奪われたようにパンチ力もあります。

恐らく、木村はいつものようにガンガン前に出て、サルダールを追いかけるでしょうが、カウンターには気を付けなければいけません。

勝負の分かれ目は、木村がいつこの長い距離を殺して、接近戦に持ち込めるか、でしょう。

前半の出来るだけ早い回でこの距離をつぶせば、後半にしっかりポイントを挽回でき、何とか判定で防衛できると思います。

終盤に木村のしつこい攻撃で、サルダールが失速するようなら、木村のKO勝ちもあり得ます。

しかし、この距離に最後まで苦しむようですと、大差の判定負けも考えられます。

クリストファー・ディアス(プエルトリコ)VS伊藤雅雪(伴流)

WBO世界S・フェザー級王座決定戦(2018年7月28日、日本時間7月29日)IN フロリダ州

この試合は、29日午前11時から、WOWOWで生中継されます!

ディアスは、23戦全勝15KO、23歳。WBO1位。

クリストファー・ディアスが体重超過のブライアント・クルスを一方的に倒す

一試合しか見てませんので、まだ未知数の部分が多いですね。

戦績は立派ですが、まだそれほど強い相手と対戦した経験はなさそうです。

スピード、テクニックは及第点、パンチ力もありそうです。

伊藤は、25戦23勝12KO1敗1分け、27歳。WBO2位。

最近の伊藤は、倒すボクシングに変貌してきています。

それほどスピード感はないのですが、当て勘、防御勘は天性のものを感じますね。

展開予想

こちらはなかなか展開が読めないですね。

身長は意外にも伊藤の方が5㎝ほど高く、パワー負けすることはなさそうです。

ディアスも、距離をつかむまでは、序盤からそれほど積極的に打ってこないでしょう。

後は、伊藤がディアスの戦力をどのあたりで、見極めるかです。

伊藤はかなり倒すことを意識しているようですが、あまり深追いすると危ない場面に遭遇しますよ。

スピード、パンチ力は、やはりディアスに分がありそうです。

細かいテクニックは、伊藤に軍配が上がりますね。パワー負けすることもないでしょう。

伊藤が、早い回でペースをつかみ、ポンポンと軽いパンチでポイントを拾っていけば、判定でタイトルを獲得すると思います。

倒し合いになると、ディアスかな~

「わしボク」の戦闘能力では、互角ですが、やはり7-3でディアスが有利でしょう。

いずれにしても、伊藤にとっては、初めての厳しい戦いになることは間違いありません。

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