速報)井上尚弥&井上拓真&清水聡

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目次

井上拓真VSフローイン・サルダール(フィリピン)

Sフライ級10回戦(2016年9月4日)

井上拓真 10R判定勝ち

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(出典:フジテレビ)

井上はいつものようにスピーディに出入りし、ショートのパンチを小気味よく決めてスタートしました。ところが、サラダールの予想以上に伸びてくる右フックをもらい、なんと井上があっけなくダウン!

 

 

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(予想以上に伸びてきたサルダールの右ストレート)

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(なんと初回から強烈なダウンを喫しました)

幸い深刻なダメージはなさそうでしたが、そこからは完全に自分の距離を見失ったようで、パンチにも力みが感じられ、いつもより当て勘が悪いような気がします。

 

3ラウンドぐらいからようやくペースを取り戻した感じはしましたが、相変わらず距離感はつかめていないようでした。初回の右が井上の思い切りの良さを殺していました。

サラダールの長いリーチに悩まされながらも、5ラウンドは攻勢に出ましたが、6ラウンドは逆にお返し。サラダールはなかなかの曲者です。

8回と9回にスリップ気味でダウンを奪いましたが、最後まで井上らしさは見られず、今後に不安を感じました。

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(確かに右ストレートが決まっていますが、押しつぶしたようなダウンでした)

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(拓真の左がヒットしサルダールがロープにもたれるようになりましたが、ダウンしたようには見えませんでした)

 

もちろん、サラダールの予想以上の強さもあったと思います。

3-0(96-91、97-90、97-90)と点差はありましたが、それほど余裕のある試合ではありませんでしたね。

私の当初の予想とは、かけ離れた試合展開でした。

 

井上尚弥VSペッチバンボーン・ゴーキャットジム(タイ)

WBO世界Sフライ級タイトルマッチ(2016年9月4日)

井上尚弥 10RKO勝ち

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(出典:フジテレビ)

拓真の試合を見て、なんだか嫌な予感が残る中、こちらは「LIVE」で放送されていました。

でも、いくら井上が拳に爆弾を抱えているといえ、この程度の相手なら前半でKOすると思っていました。

ところが、このタイ人はガードが堅く、予想以上に打たれ強いし、気持ちが強い。

序盤は様子を見てい井上ですが、5ラウンドには結構、思い切り右を打って、倒しに行っていました。それでも倒れません。とにかく、しぶといですね。

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左ボディブローもさんざん打っていましたが、タイ人は全く平気。

 

井上はスイッチしたり、サークリングしたり、とにかく落ち着きのない動きで、予想していた「強い」井上のボクシングとはかなり違いました。

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(ペッチバンボーンの見事なローブロー)

中盤から左ジャブ中心で、右を思い切り打たなくなったので、「またか」と思いましたが、それでも、右を温存しながら、どこかで仕掛けてくれないかな~と淡い期待を抱いていました。

 

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(井上の速い左ジャブには全く反応できていませんでしたね)

 

すると、さすが井上ですね!

もう判定決着かなと諦めた10ラウンドに、井上が残りのガソリンをすべて使うかのようにラッシュし、最後は右を2発決めて、ついにタフなタイ人をマットに沈めました。

 

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(右クロスでタイ人はほぼグロッキー状態)

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(そしてとどめの右ストレート)

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(さすがにもう立てない)

 

アメリカにロマゴンの試合を視察に行くそうですね。

でも、次戦は河野公平に勝ったルイス・コンセプシオン(パナマ)との統一戦になりそうです。

私はそれよりまず、体のケアをプロに任せた方がいいように思います。

 

清水聡VSイ・インギュ(韓国)

58キロ契約(Sフェザー級)6回戦

清水聡 5RKO勝ち

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(出典:フジテレビ)

清水はサウスポースタイルで、自分から攻めるときはなにかぎこちない感じです。

さすがに、ダウンを奪った右のカウンターは「うまい!」と思いましたが、5ラウンドまで長引かせたのはいただけませんね。

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(左のカウンターはさすが)

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(最後は左ボディのカウンター)

最後の左ボディもうまい、とは思いますが、試合全体を通して、胴メダリストの片りんも感じさせませんでした。村田ほどのパフォーマンスは無理にしても、かなり地味です。

とても世界に通用するとは思えませんでした。とにかくボクシングがぎこちないのですよ。

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