S・フェザー級最強はジャーボンテイ・デービスで決まりでしょう VSヘスス・クェジャル

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ジャーボンティ・デービス(アメリカ)VSヘスス・クェジャル(アルゼンチン)

WBA世界S・フェザー級王座決定戦(2018年4月21日)

(出典:WOWOW)

デービスは、19戦全勝18KO。23歳のサウスポーです。WBA3位。

昨年8月に、体重オーバーでIBFタイトルを失っています。どうやら今回は計量をクリアしたようです。

ライト級に上げるのかと思っていましたが、S・フェザー級にとどまるようですね。

クェジャルは、30戦28勝21KO2敗。31歳のサウスポーです。

元WBA世界フェザー級のチャンピオンで、階級をあげ、WBA1位にランクされています。

力量差が歴然

前に出て戦うクェジャルは、カウンターのうまいデービスにとっては、恰好の餌食だったようです。

前に出てプレッシャーをかけるクェジャルに対し、デービスは速い右ジャブで距離をとります。

クェジャルが距離を詰めてパンチを放つと、デービスの左カウンターが抜群のタイミングで飛んできます。

特に左ボディアッパーは秀逸で、初回からクェジャルを苦しめます。

接近するクェジャルに対して、デービスの左カウンターが上へ下へと、ガードの隙間をぬってヒットします。

まずはボディでダウンを奪う

2ラウンドに入ると、もうデービスのやりたい放題です。

クェジャルは前に出てパンチをヒットしたいのですが、接近するとデービスのカウンターが待っています。

下がると、デービスのパンチが、ガードの隙間をぬうように飛んできます。

そして、デービスの左ストレートがクェジャルのボディにヒットすると、顔をゆがめて右ひざをつきました。

(デービスの左ストレートがクェジャルのボディにヒット)

立ってきたクェジャルは、何とか追撃を回避し、この回を乗り切ります。

最後は滅多打ち

スピード、テクニック、パンチ力のすべてにおいて大きく上回るデービスが、強引に前に出て勝負に来たクェジャルを翻弄し、ロープに詰めて、右ボディから左ボディブローで2度目のダウンを奪います。

(ロープに詰めて、右ボディブローから左ボディをヒットし、クェジャルが2度目のダウン)

辛うじて立ってきたクェジャルですが、もう反撃の力は残っていません。

ロープに詰めて、デービスが左右フックを畳みかけると、クェジャルが崩れるようにダウン。レフリーがすぐさま試合をストップしました。

(ロープに詰めてデービスが左右フックを滅多打ち)

3RTKO勝ちで、デービスがWBAタイトルを獲得しました。

デービスはこれで汚名返上。「S・フェザー級でも動きは問題ない」と浜田剛史さんがコメントしていましたが、166㎝の身長から考えても、S・フェザー級にとどまって正解ですね。

デービスはこの階級では、ダントツに強いでしょう。

WBC王者のミゲール・ベルチェルトと対戦しても、おそらく中盤までには倒すと思いますよ。

同じ階級の伊藤雅雪にとっては、厄介なサウスポーですね。

まあ、当面の相手、クリストファー・ディアスにまず専念しなければなりませんが。

ちなみに、この試合は、7月29日午前11時からWOWOWで生中継されるようです。

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