ドミニカ共和国のホープ、大舞台(リナレスVSロマチェンコのアンダーカード)でベテランの粘りに手を焼く カルロス・アダメスVSアレハンドロ・バレラ 

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目次

カルロス・アダメス(ドミニカ共和国)VSアレハンドロ・バレラ(メキシコ)

ウェルター級10回戦(2018年5月13日)

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(出典:WOWOW)

アダメスは、13戦全勝11KO、24歳。IBF12位。

直近の試合で、元世界王者のカルロス・モリナに大差判定勝ちしています。

ドミニカ共和国期待のホープです。

リナレスVSロマチェンコのセミファイナルという大舞台でいいところを見せ、世界戦線に名乗りを上げたいところですね。

浜田さんのいつもの名セリフ「お手並み拝見と行きましょうか」。

 

バレラは元WBA中米ウェルター級チャンピオン。

31戦27勝17KO4敗、31歳。タフなベテランです。

唯一のKO負けは、エロール・スペンスに喫したものです。

 

これは前半で試合が終わるかな

アダメスは、ホープらしいきびきびとした動きで、左ジャブも速いですね。

バレラのパンチに対する反応も速く、バレラのパンチは堅いガードに阻まれます。

2ラウンドの終盤にはバレラをロープにくぎ付けにし、連打を浴びせます。

これは早いかな、と思わせるシーンでした。

しかし、バレラは3ラウンドに反撃をみせ、ペースを取り戻しに来ます。

バレラのディフェンスが堅い

前に出てプレッシャーをかけるアダメスに対し、バレラは下がりながら自分の距離をキープします。

アダメスの強打もヘッドスリップで、パンチをうまく殺しています。

攻めあぐねるアダメスは、サウスポーにスイッチして、何とか攻撃の突破口を探ります。

7ラウンドからアダメスがボディブローを狙いますが、逆に8ラウンドにバレラの右ボディで動きが止まります。

終盤、やや失速したアダメスに対し、バレラが反撃に転じます。

 

最終ラウンドはお互い、最後の力を振り絞って打ち合います。

ラウンドの後半は、パワーに勝るアダメスが、打ち勝ったように見えました。

そして、最後にアダメスの、この日一番のアッパーが、バレラの顎をとらえたところでゴングが鳴りました。

判定は3-0(96-94、97-93、98-92)と、まあ文句のないアダメスの判定勝ち。

しかし、期待のホープとしてのアピールは、今一つでしたね。

この程度のパンチ力、単調な攻撃パターンでは、将来的にも世界戦線の仲間入りは無理でしょう。

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