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比嘉大吾(白井具志堅)VSクリストファー・ロサレス(ニカラグア)
WBC世界フライ級タイトルマッチ(2018年4月15日)
一番懸念していたことが起こりましたね。
まさかまさかの前日計量で体重オーバー。(50,8キロを900gオーバー)
山中慎介さんの相手、ルイス・ネリで大騒ぎしたばっかりのことを、あろうことか日本人がやってしまいました。
「一滴の汗も出ない」というから、ネリとは違い、最後まで体重をそぎ落としたのでしょうね。
減量さえうまくいけば
多くのボクシングファンが思っていたことでしょう。
最近の数試合で、比嘉が減量に苦しんでいたことは知っています。
「フライ級の試合もこれが最後」とかなり短めのインターバルで挑んだ16連続KOでしたが、これも多くのファンが危惧していた体重という敵に、戦わずして敗れました。
それにしても、「まさか」です。
事前の情報でもかなり減量に苦しんでいることは伝えられていましたが、これも具志堅さん特有のパフォーマンスだと思っていました。
真面目な日本人ボクサーは、とりあえず調整に失敗しても、帳尻だけは合わせてくると思っていましたからね。
とにかく、ここを乗り切れば、未踏の16連続KOの記録をほぼ80%は手中にしたはずでした。
「わしボク」的には中止かな
一応、当日55,3キロをクリアすれば、試合が成立するといことですが、ルイス・ネリと違って、ぎりぎりまで絞り切った末の体重オーバーですから、比嘉の健康を考えると、試合は中止するべきだと思います。
過去の事例を見ても、恐らく比嘉は水分を取るだけで、55,3キロを超えるぐらいにはなるでしょうね。
明日の朝の計量でそれをクリアーしても、そこからボクシングをする体に戻すことは、ちょっと不可能な気がします。
無様な比嘉を見るのは、忍びないですね。
いくら比嘉が強いっといっても、よれよれの体で、世界2位の強い挑戦者に勝てる、いや、まともな試合ができるわけがありません。
残念ですが、潔く試合をキャンセルした方が、今後の比嘉のためにはいいような気がします。
一番の心配は、こんな不祥事を起こした選手は、「わしボク」の記憶では大成したことないということでしょうか。