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ロブソン・コンセイサオ(ブラジル)VSカルロス・オソリオ(ニカラグア)
S・フェザー級8回戦(2017年10月14日)
(出典:WOWOW)
コンセイサオは4戦全勝3KO、リオオリンピックのライト級金メダリストです。
長身でしなるようなパンチで相手を倒します。
オソリオは21戦13勝5KO7敗1分け。ニカラグアの中堅選手です。
コンセイサオの左ジャブは長いですね。左右のボディブローも威力十分です。
背の低いオソリオは、接近して、距離をつぶす作戦です。結構負けずに打ち返しています。
それにしても、コンセイサオは独特の打ち方をします。右ストレートは突き刺すような感じです。
連打の回転はそこそこ速いと思いますが、パンチは決して速くはないですね。
3ラウンドに入ると、コンセイサオが少し強めにパンチをヒットし出します。
手数も増えてきました。
前半のコンセイサオの攻撃を凌ぐと、オソリオも負けじと打ち返してきます。
コンセイサオの攻撃は少し雑な感じがします。
この回、後半は軽く流して、オソリオのパンチを捌きます。
さあ、次の回で決めるかな、と思ったら、オソリオが右肩の異常をうったえ、あっさりギブアップしてしまいました。
あっけない結末です。
マイケル・コンラン(アイルランド)VSケニー・グスマン(アメリカ)
フェザー級6回戦(2017年10月14日)
(出典:WOWOW)
コンランは3戦全勝3KOのハードヒッターです。
ロンドンオリンピックのフライ級銅メダリストです。リオオリンピックでは、バンタム級で戦い、残念ながらベスト8にとどまっています。
ケニー・グスマンも3戦全勝1KO。
コンランは均整の取れた、がっしりした体つきをしています。
コンランは右構えですが、1ラウンド途中からサウスポーにスイッチしました。
サウスポーだとややガードが甘くなりますね。
2ラウンドに入ると、早くもコンランの右ストレートカウンターのタイミングがあってきました。
そしてややコンランの一歩的な展開になってきたところへ、コンランの右フックがカウンターでヒットし、グスマンが仰向けにダウンしました。
(絶妙のタイミングで右フックカウンターがグスマンの顎をとらえます)
(反対の角度から)
これは立てない!と思いました。辛うじて立ってきたグスマンでしたが、レフリーがカウント8でストップしました。
解説の西岡利晃さんが「この選手は世界チャンピオン候補ですね」と明言。
まあ、世界を獲れるかどうかはわかりませんが、この日の出来だけで判断すると、素質か金メダリストのコンセイサオより、銅メダルのコンランの方が上に見えました。