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ミゲール・コット(プエルトリコ)VS亀海喜寛(帝拳)
WBO世界S・ウェルター級王座決定戦(2017年8月27日)
(出典:WOWOW)
ミゲール・コットは45戦40勝(33KO)5敗、36歳。WBO1位。
亀海は32戦27勝24KO3敗2分け、32歳。WBO6位。
コットは今更紹介をする必要はないでしょう。実績では亀海を圧倒しています。
世界トップクラスのビッグネームです。ひょっとすると、日本人ボクサーが対戦する過去最高の大物かもしれません。
勝敗は別にして、亀海はアメリカでこのビッグネームと世界戦を戦えるだけでも幸運と言わざる得ません。
しかし、コットの最近の10戦の戦績は6勝6KO4敗(1KO)と、全盛期に比べると精彩を欠いているのは間違いありません。
かといって、亀海もヘスス・ソト・カラスとの再戦でTKO勝ちした以外、これといった実績はありません。
コットから見たら、「軽い相手」だと思います。
ただ、亀海は地上波で放映されたことがありませんので、日本ではほとんど無名ですが、アメリカでは結構人気があるようですよ。
いずれにしても、楽しみな試合であることは、間違いありません!
放送開始は11時からです。
恐らく、アンダーカードが1~2試合あると思います。
亀海登場はそのあとでしょうね。
やっぱりセミファイナルからですね。
WBC世界S・バンタム級タイトルマッチ レイ・バルガスVSロニー・リオス。
この試合は別途、ご報告したいと思います。しかし、バルガス、中盤、結構苦戦していますね。危ないですよ。番狂わせの予感がします。
バルガスは打ち合いを避け、アウトボクシングに切り替えて、逃切りをはかりました。
試合経過)
1R)
亀海、落ち着いていますね。気合十分です。
コットはいつも通りのポーカーフェイス。
コットはフットワークが速いです。亀海のパンチもヒットしています。
前に出るのは、亀海。追いかけまわしています。これはいいですね。
亀海のパンチが意外にヒットします。ボディブローもいい。
なんか、コット動き悪いような気がします。
2R)
コットもエンジンがかかってきました。
亀海、前に出ますがパンチを結構もらっています。やはりパンチを当てるのはうまいですね。
しかし、コットの口が空いていますよ。
とにかく、激しい打ち合いです。
(2ラウンドに早くも鼻血)
3R)
亀海が追いかけます。しかし、コットのパンチがかなりヒットしています。
コットが少し落ち着いてきました。ペースをつかんだ感じです。
4R)
亀海がロープに詰めますが、コットの左フックが飛んできます。
それでも亀海はしつこく追いかけます。亀海のボディもヒットしますが、パンチの数はコットが上です。もう我慢比べのような展開ですね。
5R)
さあ、亀海のスタミナがどこまで持つのでしょうか。
しかし、コットはパンチを当てるのが上手いです。ポイントでは絶対に勝てそうにありませんね。亀海はコットにギブアップさせる以外は、勝ち目がありません。
6R)
亀海が追いかけ、コットが細かいパンチで応戦します。ヒット率はもちろんコットが上です。
コットの右が強めにヒットしました。これは少し効いた感じです。
(結構強いパンチでしたが、亀海は打たれ強いですね)
さすがに亀海、少し疲れたか。
7R)
コットの顔には余裕が感じられます。
でも亀海が相変わらず追いかけまわします。
この回、コットは少し手数は減りましたが、強めにパンチを打ってきました。
8R)
コットはこの展開は嫌がっていますが、うまさは予想以上にコットが上ですね。
でも、亀海の顔は被弾してる割には、ダメージはありません。
コットは、相手の隙を狙ってパンチを打つのがホントに上手い。
9R)
コーナーでのコットの表情は、かなり疲れているんですけどね。
(疲れた表情をしていますが)
亀海、前に出ます。が、手かあまり出ません。手数では圧倒的にコットが上です。
コットのカウンターがヒット!
10R)
前に出るのは亀海ですが、パンチを先にヒットするのはコットです。
やはりテクニックは、予想以上に差がありましたね。
終盤、コットが亀海をロープに詰めて、連打。亀海も応戦します。
11R)
コットはこの回、休んでいますね。しかし、亀海の攻勢をうまくかわしています。
亀海のボディがいいですね。
コットは逃切り態勢です。でも不用意に前に出ると、コットがパンチが飛んできます。
12R)
もう、打ちまくるしかありません!
しかし、コットはうまい。さすがコットですね。格が違いました。
まあ、最後まで前に出た亀海の健闘をほめましょう。
大差の判定負けでしょう。
3-0(120-108,119-109、118-110)。
いや~さすがコットですね。これほどテクニックに差があるとは思いませんでした。
やはり、この階級のトップクラスはレベルが違いました。
コットには最後の試合も、きっちりと勝ってほしいですね。