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石本康隆VS古橋岳也
日本Sバンタム級タイトルマッチ(2016年10月1日)
(出典:日テレG+)
石本は36戦28勝7KO8敗、34歳。
古橋は26戦18勝8KO7敗1分け、28歳。日本8位です。
両者は昨年、ノンタイトル戦で一度戦っています。その時は石本が小差で判定勝ち。
世界を狙う石本としては、明確な決着で防衛したいところです。
序盤からペースを握った石本が優位に試合を進めました。
しかし、古橋もしぶとく打たれたら必ず打ち返してきます。
ラウンドが進むにつれて、石本の右のパンチがよくヒットし、古橋がダメージを蓄積していきます。
そして、最終ラウンド。お互い最後の力を振り絞って打ち合い、石本の右フックがヒットしたところで、レフリーがストップしました。
しかし、石本も世界を狙うには決め手に欠きますね。パンチをもらいすぎるのも気になります。
でも最近の35歳は若いですね。
WBO6位にランクしていますから、この際思い切って、ノニト・ドネアに挑戦しましょう!
下田昭文VSガドウイン・トゥビゴン(フィリピン)
フェザー級8回戦
(出典:日テレG+)
下田は日本タイトルマッチで細野悟に敗れて、これが9か月ぶりの再起戦です。36戦28勝7KO8敗、32歳。
トゥビゴンはフィリピンフェザー級8位。27戦14勝9KO11敗2分け、同じく32歳です。
初回は軽快な動きながら、力みすぎてほとんどクリーンヒットを奪えません。左ストレートもまだ距離が合っていないようです。
しかし、2回に入ると下田の硬さがとれ、左ストレートから返しの右フックで、あっさりフィニッシュしました。
この右の返しは鮮やかでしたね。山中慎介よりうまいかもしれません。
下田は、次戦で日本チャンピオンの林翔太に挑戦することが決まっています。どうやら、まだまだ世界も諦めていないみたいですね。
この日の後楽園ホールは帝拳ジムのスター選手はもちろんのこと、細野悟の標的、IBF世界フェザー級チャンピオンのリー・セルビー(イギリス)も観戦に来ていました。
中澤奬VSランディ・クリス・レオン(フィリピン)
フェザー級8回戦
(出典:日テレG+)
辰吉寿以輝とともに、帝拳ジムに出稽古に来ている中澤も、もちろん後楽園ホールデビュー戦です。
中澤は9戦8勝4KO1敗。日本Sバンタム級13位。
レオンはフィリピンフェザー級5位、OPBF12位にランクしています。27戦10勝3KO13敗4分け。
テイル渥美に惨敗し、すっかり評価を落とした中澤の再起戦です。
しかし、この日の中澤は、サウスポーの曲者レオンをうまくさばき、KOこそ逃したものの、ほぼフルマーク(79-73、80-72、80-72)の大差判定で再起を果たしました。
しばらく、帝拳ジムで武者修行に励んだ方がいいような気がしますね。