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デメトリアス・アンドレイド(アメリカ)VSマチェイ・スレッキ(ポーランド)
WBO世界ミドル級タイトルマッチ(2019年6月30日)
アンドレイドは、27戦全勝17KO、31歳のサウスポー。2階級王者。
ミドル級の全勝王者は、ジャーマル・チャーロ(WBC暫定)とアンドレイドだけです。
スレッキは、29戦28勝11KO1敗、30歳。WBO2位。
唯一の1敗は、ダニエル・ジェイコブスに判定負けしたものです。
スレッキを倒すのは容易ではないでしょうが、ここはスカッとKOして、ビッグマッチへの足掛かりにしたいものですね。
アンダーカードにカリド・ヤファイの5度目の防衛戦も予定されています。
WBA世界S・フライ級タイトルマッチ
カリド・ヤファイ(イギリス)VSノルベルト・ヒメネス(ドミニカ共和国)
試合経過
両選手とも前日計量を無事パスしたようです。セミファイナルのヤファイVSヒメネスの両選手も計量を無事済ませています。
いまから、ヤファイVSヒメネスの試合が始まるようです。この詳細は別途、ご報告します。
ジョセフ・パーカーが登場しました。どうやらこれがセミファイナルのようですね。
1R)
身長は両者同じぐらいですね。アンドレイドは腰を落としてパンチを放ちます。そして、まだ体が温まらいうちにアンドレイドが先に仕掛け、オーバーハンドの左フックがスレッキの頭をこするようにヒットすると、早くもスレッキがダウンしました。ややスリップ気味でしたが、スレッキはまだサウスポースタイルの左に反応出来ていなかったのでしょう。立ってきたスレッキにアンドレイドが連打を浴びせますが、終了間際に、スレッキの右カウンターがヒットしました。
2R)
初回とは打って変わって、お互いカウンターを警戒して、慎重に距離をとります。アンドレイドの左もスレッキの右も、距離が遠くて届きません。
3R)
相変わらずお互い遠い距離から、ジャブを放ち、利き腕のパンチは届きません。ラウンド終了間際に、アンドレイドが仕掛けますが、クリーンヒットはほとんどありません。
4R)
スレッキが先に仕掛けます。しかし、お互い距離が遠く、至近距離でのパンチの交錯がみられません。サウスポーとオーソドックスの両者、噛み合っていないですね。ラウンド終盤、また、アンドレイドが強引にロープに詰めて連打を放ちますが、ほとんどクリーンヒットはありません。
5R)
スレッキが前に出てプッシャーをかけますが、アンドレイドの速いステップについていけず、なかなか距離を詰めることが出来ません。お互いが、カウンターを警戒しすぎて、思い切った踏み込みが出来ていません。それと、両選手とも手数が少ないですね。
6R)
見ていて少し眠気が…。スレッキがプレッシャーをかけますが、アンドレイドがバックステップでスレッキの右をかわします。もう少しスレッキに追う足があれば、アンドレイドも慌てるでしょうね。終盤、ポイント計算なのか、アンドレイドがまた仕掛けます。
7R)
スレッキが上体を小刻みにゆすって前に出ます。しかし、アンドレイドはこれに付き合わず、右ジャブを伸ばして距離をとります。しかし、ここまで、お互いクリーンヒットが少なく、盛り上がりに欠けますね。もちろん、手数も少ないです。
8R)
ジャブの突き合いで始まりました。アンドレイドはフットワークを使って、動き回ります。なんとか捕まえようとするスレッキですが、フットワークについていけず、パンチは空を切るばかりです。
9R)
リング中央でけん制し合います。アンドレイドは、あまり左を使わず、右ジャブを多用します。スレッキが前に出ると、アンドレイドは、このジャブとフットワークで距離をとります。
10R)
ここにいたって、まだお互いの距離が縮まることはありません。アンドレイドは常に安全圏にいます。スレッキの手数が減ってきたような気がします。終盤、アンドレイドの左フックがヒット。アンドレイドは両手をだらんと下げて、そこから大きな左右パンチをを振り回します。
11R)
珍しくアンドレイドが、ボディブローから連打でスレッキを攻め立てます。相変わらずガードを下げて、パンチを放ちます。スレッキはこれにやや困惑している感じです。明らかに手数が減ってきました。
12R)
勝負に出たスレッキが、小刻みに体をゆすって、前に出てプレッシャーをかけます。アンドレイドは右ジャブで距離をとり、少し逃切り態勢に入った感じですね。前に出るスレッキもあまり手は出ていません。思い切った右ストレートは、距離が遠く届きません。アンドレイドは終始、安全圏でボクシングをし、終了のゴングを聞きます。
判定は3-0。なんとジャッジ3者ともが120-107のパーフェクトスコアでアンドレイドの2度目の防衛を支持しました。面白かったのは初回だけでしたね。