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久保隼(真正)VSダニエル・ローマン(アメリカ)
WBA世界S・バンタム級タイトルマッチ(9月3日)
オマール・セルメニョがギブアップした時はびっくりしましたね。
久保は、12戦全勝9KO、27歳。
ダニエル・ローマンは25戦22勝8KO2敗1分け、27歳。WBA2位。
前回の勝利がフロックでないことを、証明したいところですが、かなり厳しい「証明問題」になりそうです。
前回のボクシングでは防衛は難しいでしょう。
ローマンはそれほどパンチ力はなさそうですが、隙のないボクシングできっちり判定でタイトルを奪うような気がします。久保の成長に期待します。
井上尚弥(大橋)VSアントニオ・二エベス(アメリカ)
WBO世界S・フライ級タイトルマッチ(9月9日)
二エベスは20戦17勝9KO1敗2分け、30歳。WBO7位。
元々はバンタム級の選手で、今回は階級を落としての挑戦となります。
がっちりした打たれ強そうな印象でしたが、井上はS・バンタム級クラスの選手にもパワー負けしませんので、問題はないでしょう。
井上の体調さえ万全なら、アメリカで派手なKOデビューを果たしてくれるでしょう。
小國以載(角海老宝石)VS岩佐亮佑(セレス)
IBF世界S・バンタム級タイトルマッチ(9月13日)
最近の番狂わせでは、小國がNO,1でしょうね。あのジョナタン・グスマンからダウンを奪い、ローブローと裁定されましたが、あわやKO勝ちか、というシーンもありました。
21戦19勝7KO1敗1分け、29歳。
岩佐は24戦22勝14KO2敗、27歳。サウスポー。
ボクシングセンスなら私は今の日本人ボクサーの中では一番だと思っています。
でも、えてしてこういうボクサーが、世界を獲れないで終わるということがよくあります。
小國はアマチュアの時に2歳も年下の岩佐に負けて、とても苦手意識を持っているようですが、小國は今が全盛期だと思います。ところが岩佐は、リー・ハスキンスに負けてから精彩を欠いています。
勢いから言うと、小國かな。
田中恒成(畑中)VSパランポン・CPフレッシュマート(タイ)
WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ(9月13日)
田中は9戦全勝5KO、22歳。右ボクサーファイター。
私はライトフライ級3人の3日本人世界チャンピオンの中では、一番強いと思っています。
パランポンは15戦14勝8KO1敗、32歳。右ボクサーファイター。
WBO13位ですが、名のある選手との対戦はありません。しかも、デビュー戦を日本で行い、板垣幸司(日本ライトフライ級3位)に7RKO負けを喫しています。
油断は禁物ですが、田中が万全であれば負ける要素は見当たりませんね。
次はいよいよ、田口良一との統一戦です。スカッと倒してほしいものです。
なお、この試合は小國VS岩佐とダブル世界戦として行われ、TBS系で生中継されます。
初めて、田中の試合を生で見ることが出来ますね。