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マーカス・ブラウン(アメリカ)VSショーン・モナハン(アメリカ)
L・ヘビー級10回戦(2017年7月15日)
(出典:WOWOW)
ブラウンは19戦全勝14KO、26歳。サウスポーのホープです。
WBC7位、WBO6位、WBA9位、IBF9位とすべての団体にランクインしています。
モナハンも戦績では負けていません。28戦全勝17KO、35歳。右構え。
WBCでは8位にランクされており、全勝でしかも世界ランカー対決です。
勝った方が世界へ一歩近づくことになります。
左ストレートカウンター
ゴングが鳴って1分、ブラウンの左ストレートがタイミングよくモナハンの顔面ととらえ、早くもダウンを奪いました。
タイミングで倒れたように見えましたが、結構ダメージがあったようです。
(軽く打ったブラウンの左ストレートがカンターでヒット)
(タイミングだけのパンチに見えましたが、意外と効いていたようです)
立ってきたモナハンにブラウンの左右パンチがヒットし、モナハンはロープダウンのような感じで、背を向けてロープの間に頭を突っ込みます。かなり効いていますね。
しかし、ブラウンの強烈なボディブローが、ローブローと判断され、試合が中断。モナハンに休憩が与えられます。
これがなければこの回で仕留められていたでしょう。
(「やや低いですね。」ジョー小泉さん談)
ベルトラインよりやや低い感じですが、しかしこれがローブローなら、アンドレ・ウォードがセルゲイ・コバレフに放ったボディブローは、すべてローブローになりますよね。ウォードは、レフリーにわからないようにローブローを打つ天才です。
モナハンは、これでこの回を何とかしのぐことが出来ましたが、勝敗の行方はほぼ決まったような感じです。
今度は右フック
ブラウンの右ジャブも速いですね。
そして、強い。2ラウンド開始早々放ったブラウンの右フックがモナハンの顎をとらえ、モナハンがロープに下がります。そして、追撃の右フックがまたヒット。
これはかなりダメージがありました。
(ブラウンは右も強い)
ここからブラウンの猛攻にさらされ、レフリーが割って入りました。
(一方的な連打にさらされレフリーがストップ)
ブラウンはサウスポーですが、右も強いですね。
この日はモナハンに何もさせずに終わってしまい、ブラウンが完勝しました。
ブラウンの強さだけが目立ちましたが、これが本来の実力なのかどうかは、もう一試合見ないと判断できないですね。
いずれにしても、このL・ヘビー級が結構強豪ぞろいです。
私の一押しはもちろんアルツール・ベテルビエフですが、ジョー小泉さんは、WBA暫定王者のドミトリー・ビボルを押していました。
とりあえず、ブラウンVSベテルビエフが見たいですね。