ハビエル・フォルトゥナが初回のダウンを挽回し、無敗のホープに判定勝ち VSオマール・ダグラス

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ハビエル・フォルトゥナ(ドミニカ共和国)VSオマール・ダグラス(アメリカ)

ライト級10回戦(2016年11月12日)

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(出典:WOWOW)

ジェイソン・ソーサにまさかの逆転KO負けを喫し、タイトルを失ったフォルトゥナの再起戦です。

 

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フォルトゥナは33戦30勝22KO1敗1分け1NC、27歳のサウスポーです。

オマール・ダグラスは17戦全勝12KO、25歳。全勝のホープですが、この選手、すごいヘアスタイルをしてますね。重くないのでしょうか。

  

フォルトゥナ、今度は初回にピンチ

好戦的なファーターのフォルトゥナは初回から強引に打ってでます。

ジョー小泉さんに言わせると「アーリィスターター」らしいです。

そして調子乗ってロープに詰めたところに、ダグラスの絶妙のカウンターが待っていました。

ダグラスの左ストレートのカウンターをもろに喰い、なんとフォルトゥナがダウンしました。

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(まだ体が温まっていないころへジャストタイミングのカウンターをもらいダウン)

 

これは立ってこられないかも、と思うほど見事なカウンターでしたが、フォルトゥナはあっさり立ってきました。見た目ほどダメージはなさそうです。

2ラウンドに入っても、フォルトゥナはダウンのダメージはほとんど感じさせず、3ラウンドは、まだ距離の合わないダグラスに効果的なパンチをヒットしました。

 

中盤、ダグラスのプレッシャーが強くなる

 4ラウンドあたりからフォルトゥナが、ダグラスのプレッシャーに少し押され気味の展開になります。

しかし、ダグラスは攻めが単調で今一つスピード不足ですね。

フォルトゥナの速い動きにパンチが空転する場面が多く、接近するとフォルトゥナのダーティなクリンチで攻撃を寸断されます。

 

ダグラスが前に出てプレッシャーをかけ、フォルトナが下がりながらカウンターを打ち、接近するとクリンチで逃げるという退屈な展開がしばらく続きます。

客席からはブーイングが聞こえ始めました。

ジョー小泉さんもフォルトゥナのクリンチにはブーイングでしたね。

「アメリカのレフリーはクリンチに寛容ですね」

 

最終回にやっと見せ場が

ソーサ戦では終盤スタミナ切れを起こしたフォルトゥナでしたが、この日は逆に最終回に体力を温存していたようです。

強引にパンチを振るい、倒しに来ました。

ダグラスにかなりダメージを与えましたが、さすがに最後の1分はスタミナが切れました。

勝利を確信したフォルトゥナがサークリングしてダグラスの反撃を捌き、両手を上げたところでゴングが鳴らされました。

 

3-0(96-93、96-93、95-94)でフォルトゥナの判定勝ち。

仮に内山高志が年末にジェスリル・コラレスにリベンジすることが出来れば、このフォルトゥナと対戦するかもしれません。

思い切った打ち合いをしてくるフォルトゥナは、穴も多いと思いますが、スピードがあるだけに内山にとっては危険な相手ですね。

 

そういえば、来年1月28日(日本時間 1月29日)の三浦隆司の試合は、WOWOWで生中継されることが決まりましたね。楽しみです。

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