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村田諒太VSジョージ・タドニッパ(アメリカ)
Sミドル級(73,4キロ契約)10回戦(2016年7月23日・日本時間24日)
(ミドル級リミット 72,57キロ)
村田は10戦10勝7KO、30歳。世界4団体でランク入りしています。
前回のラスベガスデビューは不完全燃焼でしたが、2月の上海での試合はほぼ完ぺきなボクシングで快勝しています。
相手のタドニッパは41戦34勝24KO2敗3分け2NC、37歳のベテランです。
スピードはないが、タフでしぶとい選手らしいです。元WBC米大陸ミドル級王者。
今度は中盤辺りでスカッとKO勝ちしてくれると思います。
まさかの1RTKO
今回のメインは、テレンス・クロフォードVSビクトル・ポストルのWBO・WBCスーパーライト級王座統一戦です。
こちらはおそらく、クロフォードの判定勝ちでしょう。(予想通りでした)
村田はリング上では、会場内を見渡すほどの余裕を見せていました。
このあたりは、アマチュアで何度も海外の試合をこなしてきた経験が生きていますね。
ホントに、いつも通り冷静です。
三浦隆司や岩佐亮佑も見習ってほしいですね。
ゴングと同時に前進してきたタドニッパの攻撃を堅いブロックで冷静にかわし、鋭い左ジャブで早くも試合をコントロールした感じでした。
いきなりの右打ち下ろしはヒットしませんでしたが、1分過ぎに、右ストレートからの返しの左ボディで早くもダウンを奪いました。(村田談:あれで倒れるとは思わなかった)タドニッパの腹回りは若干緩い感じでしたね。
立ち上がった相手に右打ち下ろしから左ボディで、コーナーに詰まったタドニッパは前かがみになり、さらに村田が右打ち下ろしを5発打ち込んだところで、無抵抗になったタドニッパをみたレフリーが試合を止めました。
左ボディが効果的だったようですが、左で相手を押さえつけ、いつもの右の打ち下ろしで、強引に倒した感じがしますね。
相手との力量差がかなりあったような気がしますが、これでラスベガスのファンに少しはアピールできたでしょうか。
次はいよいよ世界
これで今年に入って3試合連続KO勝ち。次はいよいよWBO王者のビリー・ジョー・サンダース(イギリス)です。
パンチ力はそれほどなさそうで、怖さは感じませんが、地元イギリスでやるとなると、さすがの村田も会場の熱気に圧倒されるかもしれません。
イギリスの異常なまでの雰囲気にのまれて、気がついたら12ラウンド終わっていた、なんてことにならないかな~
日本でやれば絶対勝てると思います。