内山高志 無類の強さで防衛11回・・・内山はなぜジェスリル・コラレスに負けたのか

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内山高志VSジェスリル・コラレス(パナマ)

WBAスーパー世界Sフェザー級タイトルマッチ(2016年4月27日)

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(出典:テレビ東京)

テレビ放送が9時からだったので、「また録画か。せめて7時から始めてほしいな」と思っていました。

そしていきなり、放送されないと思っていた田口良一の試合が始まったので、「ひょっとしたら3試合ともKO決着かな」と思いながら田口の試合を見ていました。

 

しかし、田口はダウンを奪うものの、ロートルボクサーのファン・ランダエタ(ベネズエラ)をなかなかフィニッシュすることが出来ません。

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(出典:ボクシングマガジン)

やっと11ラウンド終了時点でランダエタがギブアップして試合が終ったので、残り時間を考え、河野公平も内山も早い回でKO防衛したのかな?なんてのんきに考えていました。

 

WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ 田口良一 11回終了TKO ファン・ランダエタ(ベネズエラ)

 

内山はもちろん、河野も負けることはないだろうと思っていましたから。

 

ところが河野もインタノン・シッチャモアン(タイ)からダウンを奪いながら、インタノンがゾンビのようにしぶとくて、結局、大差判定決着で3度目の防衛に成功しました。

 

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(出典:ボクシングマガジン)

 

WBA世界Sフライ級タイトルマッチ

河野公平 判定 インタノン・シッチャモアン(タイ)

 

「え~もう時間がないやんか!」

残り放送時間は30分もなかったと思います。

それでもなかなか試合は始まらず、内山とコラレスの過去の試合や二人の意気込みなどを紹介するビデオが放送され、ホントにもう時間がほとんどないようなぎりぎりになってやっと試合が始まりました。

 

「これは1ラウンドで内山のKO防衛やな」

負けるなんて微塵も考えませんでしたね。コラレスは減量も失敗していますし、内山をKOするようなパンチ力があるようにも思えませんでしたから。とにかく内山が負ける要素は全くありませんでした。

 

1ラウンドからスピード負けしていました。まあでもこういうことは過去にもはよくありましたので、タイミングと距離をつかめば倒せるだろうとは思いました。

しかし2ラウンドになって、何かとても嫌な予感がしました。

「バッティングか何かのアクシデントで終わったのかもしれないな。」試合を見ていて、どうも内山がこの回にコラレスを倒すイメージがわきませんでした。

 

ところが予想もしないまさかまさかの出来事が起こりました。内山が無造作に放った左ジャブに合わせてサウスポーのコラレスの左フックが内山の顎をクリーンヒットし、あっさり内山がダウンしました。

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(出典:ボクシングマガジン)

もう心臓バクバクでした。

立ち上がった内山は足はふらつくし、意識がもうろうとしていました。

「こら~アカンまだ2分もあるやんか。」

 

3回目のダウンを喫し試合が終わっても、しばらく呆然としていました。

 

内山のモチベーションやスタッフの油断とか、敗因を分析してましたが、私は、年齢からくる反射神経の衰えと、やっぱりスピードの差に負けたのだと思っています。それと前から指摘していました打たれ弱さですね。

ひょっとしたら過去最高と言えるほどパワーアップしていたのかもしれませんが、そこが落とし穴だったのかもしれません。打ち合って負けることはない、と。

 

年内に再起するような話もありますが、私はもう内山が負ける姿を見たくありませんので、引退してほしいと思っています。後は三浦隆司と尾川堅一に頑張ってもらいましょう。

 

ジェスレル・コラレス(パナマ) 2回KO 内山高志

 

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