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ジョシュ・ウォーリントン(イギリス)VS天笠尚
WBCインターナショナルフェザー級タイトルマッチ(2016年4月16日)
(出典:TBSチャンネル)
イギリスのボクシング人気はホントにすごいです。世界戦でもないのに1万3000人の観衆。天笠が緊張するのも仕方がありませんね。
チャンピオンのウォーリントンは22戦全勝ですがKO勝ちはわずか4つしかありません。
天笠は37戦30勝20KO5敗2分、ギジェルモ・リゴンドーからダウンを奪ったように、一発のパンチはあります。
左ジャブに苦しむ
ウォーリントンはさすが22戦無敗です。上半身ががっちりしており、左ジャブが的確で意外とパワーがあり、手数も多い。しかも両手を高く構えてガードも堅いので、攻めにくい相手です。
序盤の天笠は硬さがみられ、手数も少なく動きもよくありません。ウォーリントンの的確な左ジャブが何度も天笠の顔面をとらえます。
天笠は、この左ジャブに最後まで苦しめられました。
(この左ジャブは最後まで見えなかったようです)
4ラウンドにようやくエンジンがかかる
4ラウンドに入ってようやく天笠の動きがほぐれてきて、手数も増えてきました。しかし、パンチの的確さではやはりウォーリントンが上です。
それでも強引に攻めてた天笠のパンチの中で、唯一ヒットしていたのは右アッパーでした。
(この右アッパーは結構ヒットしていましたが)
7ラウンドのボディ攻撃で、少しウォーリントンのガードを下げさせましたが、パンチの多彩さ的確さではウォーリントンが一枚上手でした。
天笠はこのボディブローを、もっと早い回からしつこく打っておけば展開も変わったと思います。
中盤はウォーリントンが天笠の右アッパーを警戒し、若干プッシャーが弱まったように見えました。
驚いたのは、イギリスの解説者の採点が8ラウンド終了時点で、76-76のイーブンとなっていたことです。(ちなみに私の採点は78-74でウォーリントン)
パンチの的確さでは完全にウォーリントンでしたが、天笠の攻勢にポイント与えたのでしょう。
左フックと左ボディで天笠ピンチ
終盤はお互い少し失速気味でしたが、10ラウンドのウォーリントンの右フックは、この試合初めて天笠に明確なダメージを与えたようです。少しよろめくように後ろに後退しました。
(この左フックはダメージがありましたね)
後半からの天笠のボディ攻撃も、着実に相手のスタミナを削っていましたが、11ラウンドのウォーリントンの左ボディブローは天笠の腰を折りました。
(このボディブローは効きました)
ここからウォーリントンは最後の力を振り絞って倒しに来ました。
バッティングで右目をカットした天笠の顔面にウォーリントンの右ストレートがヒットするなど、天笠はかなりピンチに陥りましたが、なんとか持ちこたえました。このあたりは22勝で4KOのパンチ力に助けられた感じですね。
(パンチがあればこの右ストレートでダウンしていたでしょう)
公式ジャッジは3-0(117-111、120-107、118ー11)でウォーリントンの大差判定勝ち。
ちなみに私の採点は118-110。
勝者はIBF王者のリー・シェルビーへの挑戦権を獲得するようです。
シェルビーもパンチ力のあるボクサーではありませんので、地味な試合になりそうですね。
長谷川穂積とやる方が面白い試合になると思いますよ。