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ケル・ブルック(イギリス)VSケビン・ビジャール(カナダ)
IBF世界ウェルター級タイトルマッチ(2016年3月26日)
内山ショックからまだ立ち直っていませんが、内山高志のblogが再開されましたので、私も、先日WOWOWで放送されていたケル・ブルックの試合のレポートで復帰したいと思います。
(出典:WOWOW)
ケル・ブルックを見るといつもナジーム・ハメドを思い出します。
ボクシングスタイルは全く違いますが、なんとなく雰囲気が似ているような気がします。
35戦全勝24KO、29歳。2014年8月にアメリカで、ショーン・ポーターに勝って、一躍スータダムにのし上がってきました。
私はウェルター級では最強だと思っています。
相手はIBF1位のケビン・ビジャール。27戦25勝17KO2敗、31歳。指名挑戦者ですが、恐らくかなり力の差があるでしょうね。
前に出るが手が出ないビジャール
前に出るのはビジャールですが、ブルックは下がりながらも相手のガードの隙間を抜くジャブが上手いし、右アッパーも飛んでくるので、ほとんど手が出ません。
2ラウンドに入ると、相手の力を見切ったブルックは早くも倒しにかかります。
そしてスピードもパワーも優るブルックの右フックがクリーンヒット。これが効きましたね。この後の追撃でまず1回目のダウンを奪いました。
ビジャールは一応立ってきましたが、もう反撃の余力は残っていません。
2度目のダウンのカウント中にレフリーがストップしました。
少しボクシングが硬い感じがしますので、打たれた時の耐久性にまだ未知の不安要素はありますが、私にはブルックの負ける姿が想像できません。
スター揃いのウェルター級
WBCの王者がダニー・ガルシア(アメリカ)です。WBAにはキース・サーマン(アメリカ)がいます。いずれもまだ無敗です。
5月8日にサウル・アルバレスと対戦するアミール・カーン(イギリス)。
スーパースター候補のエロール・スペンス(アメリカ)。
ブルックに負けたとはいえ、まだまだトップ戦線で活躍しているショーン・ポーター(アメリカ)。パッキャオの宿敵、ティモシー・ブラッドリーもこのクラスです。
それではいつものように、大好きな順位付けをしてみましょう。
1位 ケル・ブルック
2位 キース・サーマン
3位 ショーン・ポーター
4位 ジェシー・バルガス
5位 ティモシー・ブラッドリー
6位 ダニー・ガルシア
7位 エロール・スペンス
8位 サダム・アリ
9位 レイモンド・ピーターソン
10位 アミール・カーン
いやー豪華メンバーですね。負けない、倒れない安定感のある選手がそろっています。
私が期待するエロール・スペンスもこの上位メンバーにはてこずりそうです。