新しい王者はスイッチヒッター! ホセ・ペドラサVSアンドレイ・クリモフ

目次

■全勝とわずか1敗の対決

 

WOWOWエキサイトマッチ観戦記・37

IBF世界Sフェザー級王座決定戦
ホセ・ペドラサ(プエルトリコ)VSアンドレイ・クリモフ(ロシア)

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ペドラサは19戦全勝12KOの26歳。対するクリモフは1敗していますが、この相手は今を時めくテレンス・クロフォードに判定負けしたものです。

 

浜田剛史さんが「注目しましょう!」という通り、表面上は強豪同士の対戦となりました。
ペドラサはスイッチヒッターで一発強打というより、連打で倒すタイプです。クリモフはクロフォードが倒せなかったタフガイ。

■しかし力の差は歴然

まずスピードが違います。そして、スイッチヒッターのペドラサは左アウトボクサーでスタートしましたが、クリモフはどうやらサウスポーが苦手で、得意の左ジャブが出ません。

2回にはもうペドラサのボディ2発でクリモフの腰が引けました。

5回ぐらいにようやくクリモフがサウスポーに慣れてきたのを察知し、ペドラサは6回からオーソドックスに変え、しかもファイターに変身。

もうクリモフは「なすすべなし」の八方ふさがりです。

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■結局倒せない

ペドラサは前にでてプレッシャーをかけ、倒しに行きますが、クリモフもタフです。
結局8回ぐらいからペースダウン。実は私はこのあたりから瞼が重くなり、10回ぐらいまで退屈で寝てしまいました。面目ない~。

 

結局、ペドラサは知らないうちにまた左にスイッチして危なげないボクシングに徹し、退屈な12ラウンドが終わりました。

ほぼフルマークの大差で勝ったペドラサですが、やりにくいという印象がの残っただけでパンチ力もないし、とりあえず「退屈だけど負けないチャンピオン」という称号を贈りましょう。

でも内山高志や三浦隆司なら倒せそうな気がします。
負けたクリモフは12ラウンド、いったい何をしていたのでしょうね。カスみたいなボクサーでした。

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■王座統一戦

IBFのチャンピオンがホセ・ペドラサ、WBOはローマン・マルチネス。いずれもプエルトリコの選手ですが、アメリカを主戦場にしていますので、私の勝手な組み合わせでいくと、内山はサウスポーを苦にしないので、ペドラサと、三浦はボクシングの固いマルチネスとアメリカで同時開催したら…。

最高ですね!

決勝は当然、内山と三浦の再戦です。

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