ワイルダーの初防衛戦はスリル満点・・・ディオンテイ・ワイルダーVSエリック・モレナ

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目次

■久しぶりのアメリカ人同士の世界ヘビー級タイトルマッチ

 

WOWOWエキサイトマッチ観戦記・38

WBC世界ヘビー級タイトルマッチ
ディオンテイ・ワイルダーVSエリック・モレナ

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会場はワイルダーの地元で、しかもヘビー級の試合が行われるのは初めて。9000人余りの観客はほぼすべてワイルダーのファンで埋め尽くされています。
そんな会場にイベンダー・ホリフィールドが観戦に来ていました。懐かしいですね~。

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アメリカ人王者の対戦相手、モレナはメキシコ系アメリカ人。久しぶりのアメリカ人同士のヘビー級タイトルマッチとはいえ、モレナは2012年にクリス・アレオーラに1RKO負けしています。ワイルダーにとっては楽な防衛戦のはずだったのですが、なぜか滑り出しはいつになく慎重で安全な試合運びです。

■一瞬ひやり!ワイルダー

ところが3回、モレナの右フックで腰を落としかけ、会場のワイルダーファンは一瞬ひやり!これは結構足に来てダメージがありましたが、ワイルダーは落ち着いてこのラウンドをしのぎました。

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試合前に浜田さんが「モレナは左フックが勝利のカギになるでしょう」と言うと、飯田さんが「ワイルダーは左を警戒しているでしょうから、むしろ右フックかもしれません」

飯田さんの勝ちです。

このパンチでようやくワイルダーにエンジンがかかったのか、4回にはダウンでお返しし、5回にも2度ダウンを奪います。やはり力の差は歴然としていました。

■いつものワイルダーとはなんだか違うぞ

さあ、もうKOも時間の問題と誰もが思ったはずです。

 

でも7回、8回とワイルダーはまた慎重なワイルダーに戻ってしまいます。

 

モレナが意外と頑張ったとも言えますが、なにかいつものワイルダーと違います。前回の王座獲得の試合の終盤に右手を骨折したのが影響しているのかもしれません。

また判定? と思った9回に突然終焉がやってきました。

 

1分過ぎぐらいに放ったオーバーハンド気味の右フック一発でモレナは撃沈。

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やはりワイルダーのパンチは強烈でした。でもやっとこさKOという感は否めません。

以前のワイルドなワイルダーよ(しゃれちゃいますよ)、戻ってこい!

■次はアレオーラ

アレオーラはモレナを1ラウンドKOしているとはいえ、1年以上試合をしていません。
しかもワイルダーにタイトルを奪われたバーメイン・スティバーンに2回負けています。

1回目は世界戦(2013年4月)で、判定負け。2回目は2014年5月に2RKO負け。
このKO負け以来試合をしていません。

ウラジミール・クリチコには10R終了棄権でTKO負けしています。(2009年9月)
全盛期を過ぎているアレオーラ相手に圧倒的な差を見せつけて勝たないと、クリチコ戦はほど遠いでしょうね。

 

ところでクリチコはタイソン・フューリーと防衛戦をやるようです。これは久々に強敵ではないでしょうか。楽しみです。

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