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ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)VSギジェルモ・リゴンドー(キューバ)
WBO世界S・フェザー級タイトルマッチ(2017年12月10日)
(出典:WOWOW)
注目のテクニック合戦は、私の予想通りになりました。
ロマチェンコは10戦9勝7KO1敗、29歳。現在、3連続「ロマチェンコ」を継続中です。
リゴンドーは、18戦17勝11KO1無効試合、37歳。
慎重な立ち上がりのロマチェンコでしたが
リング上に対峙する二人に、それほど体格差は感じませんね。
(でも、よく見ると上半身の体格はかなり差があるようです)
さすが、究極のテクニック対決です。ロマチェンコがいつになく慎重なスタート切りました。
どっしり構えて右ジャブを放つリゴンドーの周りをゆっくりサークリングして、様子を見ています。
こんな慎重なロマチェンコは久しぶりに見ますね。
2ラウンドに入ると、ロマチェンコの動きが少しずつ速くなり、エンジンがかかってきます。
3ラウンドあたりから、ロマチェンコの手数が増え、リゴンドーはホールドが多くなります。
(リゴンドーはこのホールドで手を痛めたのかな?)
4ラウンドはもう完全にいつものロマチェンコの動きで、リゴンドーはこの動きについていけません。
5ラウンドはロマチェンコがプレッシャーをかけ、完全にペースを握ります。
6ラウンドにはもうロマチェンコはリゴンドーの動きを完全に見切り、かなり強めにパンチを打つようになります。なすすべのないリゴンドーは、ホールドを繰り返し、減点を取られます。
(この減点で完全に心が折れたかもしれません)
そして、コーナーに帰ると、リゴンドーがギブアップしました。
左手を痛めたと言っていますが、ほとんどパンチを打っていないのに、どうして痛めたのでしょうね。(本人は2ラウンドに痛めたとか言っています。)
6R終了、ロマチェンコのTKO勝ちです。
これでなんと4連続「ロマチェンコ勝ち」です。
今日も結局、スペックの違いを見せ付けました。それにしても私の予想がぴったりと当たり、びっくりしました。