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マニー・パッキャオVSティモシー・ブラッドリー
(出典:WOWOW)
私が個人的に最も望まない相手が、このブラッドリーでした。
過去2戦ははっきり言って凡戦。お互いにスピードはありますし、手数も多いのですが、とにかく当て勘が悪すぎます。
2人の基本的な考え方は「数打ちゃ当たる」これにつきるでしょう。
パッキャオにしろブラッドリーにしろ、相手が少し鈍い相手の場合は、抜群のクリーンヒットを面白いように当てますが、速い相手になると途端に打ち急ぎ、ナックルがしっかり返らない手打ちのパンチャーに変身します。
ブラッドリーの前戦は良かったですね。ブランドン・リオスは鈍いし打たれ強いので、強いパンチをしっかり打たないとパワーで押し切られてしまいます。
パッキャオもクリス・アルジェリ戦は良かったですね。
試合は判定になりましたが、私は個人的には9ラウンドTKO勝ちだったと思っています。余談ですが、浜田さんも大嫌いでしょうが私もこのアルジェリは大嫌いです。
さて4月9日。
パッキャオにとっては、テレンス・クロフォードよりはるかに安全な相手です。
ブラッドリーとは、一発パンチの破壊力が違います。そして何より、自在にスイッチするクロフォードは、サウスポーのパッキャオにとってもかなりやりにくい相手だと思います。
Sライトのクロフォード、ウェルターのブラッドリー、結局決め手はウエイトだったのかな~
普通に試合を予想すれば、過去2戦と大差ない凡戦なるでしょう。
でも最後の試合ですからね。お互いに速いけど「ぱちゃぱちゃ」手打ちパンチの応酬で、一見打ち合いに見えるけど、ほとんどクリーンヒットのない試合展開だけはやめましょう。
一発一発に力を込めて、とにかくKOにこだわって、「絶対倒してやる!」ぐらいの意気込みで試合に臨んでほしいですね。
せめて、パッキャオはアルジェリ戦のように、ブラッドリーはリオス戦のよう戦ってほしいと思います。