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WOWOWエキサイトマッチ観戦記1105
IBF世界Sウェルター級タイトルマッチ(2015年9月12日)
コーネリアス・バンドレイジ(アメリカ)VSジャーマル・チャーロ(アメリカ)
(出典:WOWOW)
バンドレイジは42歳の超ベテランチャンピオン。とはいえ、これが初防衛戦です。
昨年10月にカルロス・モリナに判定勝ちして、1年7か月ぶりに王座に返り咲いたばかりです。
チャーロは双子の兄弟の兄。弟もIBFの2位ランクされる強豪ですが、私はまだジャーメルの試合を見たことがありません。
兄ジャーマル・チャーロは以前から私が注目していた選手です。
フロイド・メイウェザーに勝てるのはこの選手だと思っていました。
力が違いすぎる
試合は初回からもう一方的でした。
25歳の挑戦者チャーロの打ち下ろしの右フックで42歳のバンドレイジから、まず1回目のダウンを奪います。
(出典:WOWOW)(右:打ち下ろしの右フック、左:ジャブのカウンター)
2回のダウンは圧巻でした。ジャブのカウンターです。
解説の浜田剛史さんが「ジャブのカウンターのダウンは痛い!」と何度もいうほど、歴然とした力の差を見せ付けたパンチでした。
スピード、パンチ力、テクニック、パワー、もう何もかも挑戦者の方が上です。
最後はテンプルへ2発
3回、チャーロは仕留めにかかります。
まず右フックがテンプルにヒットし、1回目のダウン。そしてもう一度右フックをチャンピオンのテンプルに決めてダウンを奪うとすかさずレフリーがストップしました。
(出典:WOWOW)
バンドレイジも決して弱いチャンピオンではありませんが、相手が悪すぎましたね。
双子の同時チャンピオン誕生か
弟のジャーメル・チャーロもIBF2位、WBCでは1位にランクされていますので、近いうちにタイトル戦が実現するでしょう。
WBCはメイウェザーが引退して空位なりますので、決定戦に出場する可能性がかなりあります。
WBC2位のジョン・ジャクソンはアンディ・リーに手痛い逆転KO負けを喫しましたが、どうやら復調してきているようです。
ジャクソンはハードパンチャーです。一方の弟ジャーメルは兄と違ってスピード豊かなテクニシャンのようです。この二人が対決したら面白い試合になりそうですね。
そして、ジャーメルが勝ったら、双子の兄弟の同時世界チャンピオンが誕生します。