七転び八起きの選手 ローマン・マルチネスVSオルランド・サリド

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191.七転び八起きの選手はサリドです!

 

34歳といえば今やそれほどボクサーとして高齢の部類に入らないでしょうが、サリドはこれがすでに58戦目です。

誰もが「ももええんちゃうん?」て思いますよね。しかも13敗もしてますからね。普通ならとっくに引退していても不思議はないです。

でもこの選手、時折とんでもないベテランの力を発揮して、周囲を驚かせます。全く不思議なボクサーです。そして実は、サリドは結構私の好きなボクサーの一人なんですよ。

一番のアップセットは、ワシール・ロマチェンコ戦でしょう。まだ記憶に新しいです。「2戦目で世界!を」の記録を作るために選らばれた「かませ犬」のはずが、まさかまさかの判定勝ち。

ホントに世界一不思議なボクサーです(これどっかで使ったかも)

 

今回も「ダウン以外はサリドがリードしていた」なんていう訳のわからない理由で、直接のリマッチが実現しました。これは別の意味で不思議です。

 

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WBO世界Sフェザー級タイトルマッチ(2015年9月13日)

ローマン・マルチネスVSオルランド・サリド

 

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(出典:WOWOW)

 

■地味なアンダーカード

フロイド・メイウェザーVSアンドレ・ベルトのアンダーカードです。 

ローマン・マルチネスではなく、ローマン・ゴンザレスだったらすごいんですけど、ね~。マルチネスってなんか華のないボクサーですね。チョー地味です。

確かに前回はダウンの応酬でそれなりにスリリングな試合ではあったのですが、知名度もレベルも低すぎます。

はっきり言ってこの二人「またやるのか!もうええで」という対戦カードです。メインがもしょーもないのにアンダーカードまでこれではね。チケットが売れ残るのも仕方がないでしょう。

Sフェザー級ではこの二人、日本の内山や三浦に比べるとかなり見劣します。これが世界タイトルマッチとは…。 

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(出典:WOWOW)

 

■七転び八起きの選手

サリドはまさに浜田剛史さんの言うとおり「七転び八起きの選手」です。

最近は打たれもろくなっていて、結構七転びします。でもこの選手、1分の休憩で蘇るんですよ。八起きするんですよ。

今回も3ラウンドにダウンを奪ったのに、すぐにダウンを奪われ、しかもかなりダメージのあるダウン。ジョー小泉さんは「10対10」としましたが、私はマルチネスの10ー9としたぐらいダメージに違いがありました

ところが4ラウンドはむしろサリドの方が攻勢でした。

 

その後のラウンドも私はサリドの前に出る手数を有効打とみて、最終的に5ポイントリードの採点でしたが、ふたを開けてみたら公式ジャッジのびっくりのドロー!

 

試合が終わった瞬間、「恐れ入りました」て思いました。まさかドローとは夢にも思わなかったので、「サリドがまたまた王座に返り咲いた~すごい」。

大間違いでした。

 

とにかく、マルチネスは辛うじてタイトルを守りました。サリドとはこれで1勝1分け。

これはではサリドはまだまだ引退出来ないですね。

でも、もうマルチネスとの再戦は止めてください。もう十分堪能しました。げっぷが出そうです(笑い)。

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