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(出典:WOWOW)
WBC世界ブリッジャー級タイトルマッチ(2024年5月24日)
ルカシュ・ロザンスキー(ポーランド)VSローレンス・オコリー(イギリス)
両選手のプロフィール
ルカシュ・ロザンスキー(ポーランド)WBC王者
15戦全勝14KO、38歳 オーソドックス
身長186センチ リーチ 188センチ
2代目の王者でKO率はなんと93%のハードパンチャーです。
ローレンス・オコリー(イギリス)WBC1位
20戦19勝14KO1敗、31歳 オーソドックス
身長 196センチ リーチ 210センチ
リオ五輪でヘビー級ベスト16のアマチュアエリートです。前WBOクルーザー級王者です。体格ではヘビー級でも十分通用するでしょうね。唯一の黒星は、現WBOクルーザー級王者のクリス・ビラム・スミスに判定でタイトルを奪われた敗戦です。こちらも右一発に破壊力があります。
試合展開
KO決着必至だとは思いましたが、まさか1ラウンドで終わるとは思いませんでした。
開始1分もたたないところで、オコリーの右打ちおろしがかすりました。ここはロザンスキーがクリンチで逃げます。しかし、体格差がかなりありますね。ロザンスキーはオコリーの長いリーチに阻まれ、中に入ることが出来ません。
そして、残り2分あまりのところで、オコリーの右ストレートがヒットし、ロザンスキーはもろくもダウンしました。かなり効いていますね。立ってきましたが、またもオコリーの右打ちおろしを浴びて2度目のダウンを喫します。最後は右ストレートを2発浴びてダウン。レフリーがカウントアウトし、ロザンスキーは何もできずに初防衛に失敗しました。
ブリッジャー級は必要?
WBCに続いてWBAもブリッジャー級を創設しましたね。まあ団体としては階級を増やせば収入も増えるでしょうが、レベルの低下は否めません。クルーザー級もスター選手はほとんどいません。ライトヘビー級と比べると、その差は歴然としてますね。
「わしボク」はクルーザー級の体重上限をブリッジャー級の224ポンドまで上げて、クルーザー級のレベルアップを図るべきだと思います。
各団体は儲けることばかり考えず、ボクシング人気の向上をもっと考えるべきですね。日本では井上尚弥を除いては、マニアックなスポーツになりつつあります。危機感がなさすぎます。