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IBF世界フェザー級タイトルマッチ(2025年5月24日)
アンジェロ・レオ(アメリカ)VS亀田和毅(TMK)
両選手のプロフィール
アンジェロ・レオ(アメリカ)IBF王者
26戦25勝12KO1敗、30歳 オーソドックス
身長 168センチ リーチ 174センチ
2020年8月にWBO世界S・バンタム級王座を獲得しましたが、2021年1月にスティーブ・フルトンに判定負けして、王座陥落。2024年8月にルイス・アルベルト・ロペスに挑戦し衝撃のKO劇を演じ、IBFフェザー級王座を獲得しました。
亀田和毅(TMK)IBF1位
46戦42勝23KO4敗、33歳 オーソドックス
身長 171センチ リーチ 170センチ
2013年8月にWBOバンタム級王座を獲得し、3度防衛後王座を返上しました。2015年5月にWBA王者のジェイミー・マクドネルに挑戦し、判定負け。9月に再挑戦するも判定負けで王座獲得に失敗しました。2018年11月にWBAスーパーバンタム級暫定王座を獲得しましたが、正規王者のレイ・バルガスと統一戦を行い判定負けを喫しました。2024年8月にレラド・ドラミ二との再戦でIBF王座の挑戦権を獲得しました。
展開予想
亀田が相変わらずの消極的なボクシングを展開し、判定で負けるでしょうね。彼は「少なくとも相手より多くパンチを当てないと勝てない」ということを知らないようです。最近の傾向として、ディフェンスのうまさは評価されなくなっています。
居合展開
4ラウンドまではレオのペースで展開しましたが、5ラウンドから亀田が手数を増やし、効果的なボディブローで反撃します。「わしボク」が予想したよりも亀田は善戦しましたが、逆転までには届きませんでした。
判定(115ー113、116-112,114-114)の2-0で王座が防衛しました。ちょっと亀田を見直しましたが、リングに島田紳助が上がったのはダメでしょう。ボクシングにダーティなイメージがつきますよ。
IBF世界ミニマム級タイトルマッチ(2025年5月24日)
ペドロ・タドゥラン(フィリピン)VS重岡銀次朗(ワタナベ)
両選手のプロフィール
ペドロ・タドゥラン(フィリピン)IBF王者
22戦17勝13KO4敗1分け、28歳 サウスポー
身長 163センチ リーチ 164センチ
2019年9月にサムエル・サルバとIBF王座決定戦で4RTKO勝ちで王座を獲得しました。バジャレスには負傷判定で初防衛に成功しましたが、クアルトに判定負けで2度目の防衛に失敗。2023年12月にジェイク・アンパロに判定勝ちして重岡への挑戦権を獲得しました。そして、2024年7月に9RTKO勝ちで王座を獲得しました。
重岡銀次朗(ワタナベ)IBF4位
13戦11勝9KO1敗1NC、25歳 サウスポー
身長 153センチ リーチ 156センチ
アマチュア戦績が56勝1敗となっていますが、この1敗は兄優大との試合で、ゴングが鳴るとともに棄権したため。従って、銀次朗はアマチュアでは、実質負けたことがないということです。そして、2023年1月、IBF王者のダニエル・バジャレスに挑戦しましたが、王者の負傷で試合続行不可能となり、試合は無効となりました。その王者は負傷を理由に防衛戦ができないため、元王者のクアルトと暫定王座決定戦行い、9RKO勝ち暫定王座を獲得しました。しかし、2024年7月の3度目の防衛戦で、ペドロ・タドゥランにTKO負けを喫し、初黒星、初KO負けで王座から陥落しました。
展開予想
前回まさか重岡が負けるとは予想もしていませんでした。それもTKO負け。ダイレクトリマッチとなりますが、完全にパワー負けした前回を振り返ると、劣勢は否めませんね。
試合展開
積極的に前に出るタドゥランに対して、フットワークを使って距離を取る重岡、という展開が最後まで続きました。パワーのタドゥランに対して、コンパクトにカウンターを狙い、ボディを効果的に返す重岡でしたが、見映えのいいタドゥランに軍配が上がりました。
「わしボク」の採点は116-114でタドゥランです。
判定は2-1(115-113,113-115、118ー112)。不思議なのは日本人レフリーが118ー112という採点をしたことですね。どこを見ていたのでしょうね。