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(出典:WOWOW)
NABF北米・WBOグローバルライト級タイトルマッチ(2023年11月5日)
レイモンド・ムラタラ(アメリカ)VSディエゴ・トーレス(メキシコ)
両選手のプロフィール
レイモンド・ムラタラ(アメリカ)WBO7位・NABF北米・WBOグローバルライト級王者
18戦全勝15KO、26歳 オーソドックス
身長 173センチ リーチ 183センチ
「トップランク社」の期待のホープ。一発のパンチ力に欠けるところがありますが、完成度は高いですね。初の10回戦もTKO勝利で全勝街道をキープしています。2023年5月にジェレマイア・ナカティラに2RTKOで勝利し、NABF北米・WBOグローバルライト級タイトルを獲得しました。
ディエゴ・トーレス(メキシコ)WBC39位
18戦全勝17KO、26歳 オーソドックス
身長 173センチ
KO率94%の全勝のハードパンチャーです。
試合展開
序盤からムラタラがプレッシャー
序盤から前に出てプレッシャーをかけていたムラタラは、3ラウンドあたりからトーレスの動きを見切ったようです。余裕を持ってボクシングをしている感じで、チャンスがあればいつでも倒しに行くでしょう。
中盤やや中だるみ
しかし、ムラタラもトーレスのパンチを警戒し、強引な攻めはしません。このあたりがムラタラらしいですね。苦し紛れのトーレスのワンツーは、軽いステップバックでかわします。ただ、試合中盤は、狙いすぎてムラタラの手数も少し減ってきた感じです。
7ラウンドにゴーサイン
7ラウンド終盤、ようやくムラタラが動き出します。トーレスはかなり苦しくなってきましたね。
そして8ラウンド、1分過ぎ、ムラタラの右アッパーから左フックでダウンを奪いました。立って来たトーレスはまだ戦えそうな気がしましたが、目に力がなかったのでしょう。レフリーが試合をストップしました。
ムラタラの完成度は間違いなく高いレベルにあると思います。「わしボク」としては、もう少し豪快さと強引さが欲しいですね。負けないボクシングから卒業することを期待します。
どうでもいいことですが、リングアナウンサーのコールが何度聞いても「ムラタヤ」に聞こえます。