エキサイトマッチ担当者は大いに反省せよ! ホルへ・リナレスVSケビン・ミッチェル

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目次

 

178.WOWOWエキサイトマッチ観戦記・49

 
エキサイトマッチ担当者は大いに反省せよ!
 
WBC世界ライト級タイトルマッチ(2015年5月30日)
 ホルへ・リナレス(ベネズエラ・帝拳)VSケビン・ミッチェル(イギリス)
  
この試合の放送はなんと8月24日。この日は4試合放送されてすべてがKO決着でしたから、文句はないのですが、それにしても3ヶ月後の放送というのはどうかと思います。
 
試合内容もハラハラドキドキ(多分生放送で見ていたら)のダウンの応酬でしたから、ブラッドリ―やアミール・カーンみたいな名前だけ有名で、内容はカスみたいな試合を放送しなければ、もっとタイムリーに放映できたと思います。
 
エキサイトマッチ担当者は大いに反省する必要があります。ファンを馬鹿にしているとWOWOWの契約者が減りますよ!
 
■リナレスの成長
ホルへ・リナレスはスピードは申し分ないし、コンビネーションも素晴らしいものがあります。唯一の欠点というか致命的な弱点は「打たれもろいこと」です。
 
4ラウンドまではいつものスピーディなリナレスで、ミッチェルはリナレスのスピードにあおられ手数が少なく押されぎみでしたが、5ラウンドにいきなりピンチが訪れました。
 
最近のイギリス人ボクサーは本当に強いですね。リナレスのちょっとした油断をつき、ミッチェルの渾身の右フックが顎を打ちぬきました。
 

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いつのも、これまでのリナレスならこれで終わっていました。たとえ立ちあがっても連打を浴びてもう一度マットに沈んでいましたが、今日は冷静に相手の猛攻をしのぎ、試合を6ラウンドに持ち込むことができました。
 

■パワーはミッチェルが上

リナレスのスピードに慣れてきたのか、ミッチェルは持ち前のパワーで力強い攻めをみせ、リナレスは的確なカウンターとコンパクトな連打で対抗します。
 
前から気になっていいたのですが、リナレスは速いパンチを打つために肩によけいな力が入りすぎ、それが体を固くしていたのではないでしょうか。それは、アンドレ・ベルトが打たれ弱いのと共通しているように思います。
 
メィウエザーの速いパンチとは根本的に違う気がします。
 
 試合のフィニッシュは10ラウンドに突然に訪れました。

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コーナーに詰めたリナレスの左フックから右フックがきれいにヒットし、たまらずミッチェルがダウン。立ちあがったものの、目の腫れがひどく、レフリーストップでリナレスがスリリングな試合を締めくくりました。
 

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■ぜひ日本で試合を

一度ノンタイトルで日本選手と対戦してほしいですね。
 
世界に挑戦するほどの選手はいませんから、タイトルマッチは無理ですが、「観光がてらに」どうでしょう。階級は下ですが、内藤律樹とか仲村正男、一か八かの金子大樹もありですよ。
  
次は10月10日に9位のイバン・カノ(メキシコ)と防衛戦をやるそうです。これは楽勝でしょうから、年末にノンタイトル戦はどうですか?
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