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(出典:WOWOW)
エリスランディ・ララ(キューバ)VSゲリー・オサリバン(アイルランド)
恐らく、メインのジャーボンテイ・デービスVSローランド・ロメロのアンダーカードとして、生配信されると思います。
WBA世界ミドル級のスーパー王者は、先日村田諒太にTKO勝ちしたゲンナディ・ゴロフキンです。エリスランディ・ララは、WBA世界ミドル級の正規王者です。WBAではスーパー王者にならないと、他団体との統一戦が出来ません。強引にやればタイトルを剥奪されます。
両選手のプロフィール
エリスランディ・ララ(キューバ)WBA世界ミドル級正規王者
33戦27勝15KO3敗3分け、39歳 サウスポースタイル
身長 175cm リーチ 191cm
元WBA世界S・ウェルター級王者。2014年にサウル・アルバレスと対戦しています。1-2のスピリットデシジョンで惜しくも判定負けしました(これはノンタイトル戦でした)。WBA世界S・ウェルター級の王座を7度防衛後、2018年4月に、IBF王者のジャレット・ハードと王座統一戦を行い、判定で敗れ統一に失敗しました。
その後、S・ウェルター級タイトルを再度獲得しましたが、2021年5月に村田諒太がスーパー王者に昇格したため、ミドル級の正規王者決定戦にKO勝ちして、タイトルを獲得し、S・ウェルター級王座を返上しました。
スーパー王者の村田との対戦を希望していましたが、村田がゴロフキンと統一戦を選択したため、ララはオサリバンと防衛戦を行うことになりました。
ゲリー・オサリバン(アイルランド)WBA世界ミドル級10位
35戦31勝21KO4敗、37歳
身長 178cm リーチ 178cm
2018年にデビッド・レミューと対戦し、1RKO負けを喫しました。2020年にハイメ・ムンギアと対戦していますが、こちらも残念ながら11RTKOで敗れています。
展開予想
オサリバンがタイトルに挑戦することになった経緯は分かりませんが、格が違いすぎますね。ララは何かビッグマッチを狙っているのでしょう。この防衛戦は、調整試合といったところだと思います。この相手に手こずるようだと、ビッグマッチのチャンスはめぐってこないでしょう。なるべく早い回で倒してほしいと思います。1ラウンドでもいいですよ。しかし、ゴロフキンはサウル・アルバレスとの(3度目の)ラバーマッチを予定していますね。
試合展開
序盤は、オサリバンが前に出て、全く効果のないパンチを繰り出し、ララはロープにもたれて省エネボクシングを展開。カウンター狙いなんでしょうが、年齢を感じさせました。
それでも、4ラウンドにそのカウンターが決まり、オサリバンがダウンしました。ゴングに救われましたが、5ランドはてっきり倒しに行くと思ったララですが、これがまた相変わらずの省エネボクシングです。ラウンド終盤に攻め立てますが、中途半端。7ラウンドにも左ストレートでぐらつかせます。さすがに、8ラウンドはララも決めにかかりました。そして、左ストレート2発で、ロープにもたれるオサリバンを見て、レフリーが試合をストップしました。
ララは、実に詰まらんボクサーですね。もう引退したらどうですか。
「わしボク」が気になるのはヘスス・ラモス
この試合の前に登場すると思われる、ヘスス・ラモスVSルーカス・サンタマリアの方が面白そうです。
ラモスは、18戦全勝15KOで、現在WBC世界S・ウェルター級13位にランクされています(WBO8位)。「わしボク」期待のホープ、ヘスス・ラモスがベテランを粉砕して18連勝! VSウラディミール・エルナンデス(S・ウェルター級)
20歳のサウスポーです。スカッと倒してくれると思いますよ。ただ、オンデマンドで生配信されるかどうかは、残念ながら分かりません。おそらく大丈夫でしょう。
ラモスにはがっかり
全くいいところなく、前に出るだけで決定打は全くなく、終盤はサンタマリアに逆襲を浴び、何とか判定で勝利を獲得しましたが、「わしボク」はがっかりしました。