目次
WBA世界フライ級タイトルマッチ
アルテム・ダラキアン(ウクライナ)VSユーリ阿久井政悟(倉敷守安)
両選手のプロフィール
アルテム・ダラキアン(ウクライナ)WBA世界フライ級王者
22戦全勝15KO、36歳 オーソドックス
身長 164センチ
2018年にブライアン・ビロリアとWBAフライ級王座決定戦を行い判定で王座を獲得しました。その後6度の防衛に成功し、今回が7度めの防衛戦となります。やや変則的なスタイルですが防御感がよく、やり難いボクサーですね。「わしボク」は嫌いです。
ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)WBA1位
21戦18勝11KO2敗1分け、28歳
身長 167センチ
2015年の全日本ライトフライ級新人王ですが、この時の「わしボク」評価はあまり高くなく、相手の細谷が勝っていたようなコメントを残しています。2017年に中谷潤人と対戦し6RTKO負けでプロ初黒星を喫しました。しかし、2018年4月には矢吹道正に1ラウンドTKOで再起戦を飾っています。2019年10月に小坂駿と日本フライ級王座決定戦を行い、1RTKO勝ちで日本タイトルを獲得しました。このタイトルは3度防衛に成功しています。いまや、各団体の世界ランキングに名を連ね、特にWBAでは1位にラインされています。11KOのうち実に1ラウンドKOが9回とフライ級では屈指のハードヒッターです。2023年2月の世界前哨戦では無敗の世界ランカーのジェイソン・パイソンに大差の判定勝ちしました。準備は万端です。
試合展開
前日計量は両者とも一発でクリアしましたが、ユーリがお辞儀をしたときに頭が当たるハプニングがありました。
無駄な国歌斉唱はいらいんやろ!セレモニーは無駄ですよ。
序盤はユーリがプレッシャーをかけて前に出ます。ダラキアンはのらりくらりとパンチをかわしながらカウンターを狙っています。中盤になってもこの展開は変わりません。ダラキアンはこの後どう反撃するのでしょうか。結局、フィジカルで勝るユーリが終始優勢に試合を進め、勝利を得ました。
判定でユーリがタイトルを獲得しました。3-0(116-111,117-101,119ー109)