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岩佐亮佑VSパトムシット・パトムポン(タイ)
フェザー級(56キロ契約)10回戦(2016年7月12日)
このカードを「ボクシングマガジン」で見たとき、「そろそろ世界を狙わなあかんのに、タイの観光ボクサーなんかとやってる場合かな~」と思っていたのですが、パトムシットはIBF10位の世界ランカーだったんですね。
岩佐は昨年6月にイギリスでリー・ハスキンスのIBF世界バンタム級タイトルに挑戦しにTKO。これが再起第三戦です。
Sバンタム級に階級を上げて、再度世界挑戦を狙っています。
21勝13KO2敗、26歳のサウスポーです。
パトムシットはIBFフェザー級10位で、KO負け経験のないタフなボクサーという触れ込みですが、昨年6月に天笠尚と対戦し、大差判定負けしています。
20戦15勝5KO5敗の平凡な戦績のサウスポーです。なぜIBF10位にランクしているのか、不思議です。
岩佐、サウスポーを克服?
岩佐は前回、サウスポー相手に距離がうまくつかめず、苦戦した記憶があります。
左ストレートの距離が合わず、結局ボディを攻めて、地力の差で相手の心を折った感じの結末でした。
今度も56キロ契約で、相手もサウスポー、そしてタフだけが自慢の「一応世界ランカー」です。
「てこずりそうやな」と若干心配していましたが、杞憂に終わりました。
2ラウンドに得意の左ボディブローで早くもダウンを奪い、3ラウンドには、ボディが効いて頭が下がったところへ、まず、右アッパーでダウンを奪い、今度は左アッパーでこの回2度目のダウンを奪いました。そしてとどめも左アッパーで、テンカウントを聞かせ、3回2分17秒、KO勝ち。
ちょっと強引な感じもしますが、7月18日にCSで録画放送されますので、じっく検証し、続報を掲載したいと思います。