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(出典:WOWOW)
ライト級8回戦(2022年4月30日)
キーション・デービス(アメリカ)VSエステバン・サンチェス(メキシコ)
両選手のプロフィール
キーション・デービス(アメリカ)
4戦全勝3KO、23歳
身長 175cm リーチ 178cm
東京オリンピックの銀メダリストです。最後の試合から約4か月半、順調に試合をこなしています。今日の相手は今までの対戦相手の中では、一番強敵かもしれません。
エステバン・サンチェス(メキシコ)
19戦18勝8KO1敗、23歳
身長 178cm リーチ 178cm
最後の試合から6か月、順調にキャリを積んでいますね。戦績も申し分ありません。どこまで、デービスを苦しめるでしょうか。
試合展開
序盤からデービスが左ジャブでコントール
デービスが的確に左ジャブを上下に突きます。やはりスピードが違いますね。サンチェスはこの左ジャブが邪魔で、中に入れません。デービスの左右のストレートがサンチェスのボディをとらえます。デービスの左ジャブのボディブローが効果的ですね。
前に出るのはサンチェスですが、先に手を出すのはデービスです。左ジャブがいいですね。サンチェスのパンチは軽くステップバックでかわします。
接近戦ではサンチェスの手数が増えてきました
3ラウンドあたりから、お互いの距離が詰まります。サンチェスのプレスが強くなり、パンチも当たり出しまたね。しかし、デービスも左から右をねじ込みます。接近戦でも、デービスがコンパクトなパンチをヒットさせています。
接近戦でもデービスのパンチの方が的確
5ランドに入っても、接近戦が続きます。サンチェスもパンチを放ちますが、的確にヒットしているのはデービスのパンチです。このあたりでもう、デービスは完全に試合を支配していますね。左ボディでサンチェスが下がります。5ラウンド中盤は、サンチェスをロープに詰めて、デービスが連打を打ち込みます。
そして、少し距離を取って、デービスがワンツーを的確にヒット。サンチェスはかなり効いていますね。もう狙い撃ちのような状態です。
お互い勝負に出た6ラウンドですが
サンチェスが最後の力を振り絞って、前に出ますが、デービスはカンターを返します。そして、ラウンド中盤、デービスの左フックが連打でサンチェスの顎をとらえます。デービスの右を何発ももらっていますが、サンチェスもタフです。倒れないサンチェスに対して、左フックを何発も打ち込み、猛やりたい放題に左右のパンチを放つと、ついにレフリーが試合を止めました。
デービスが6ラウンドTKOで5連勝を飾りました。とにかくパンチの「当て勘」が素晴らしいですね。あれだけ的確にパンチをヒットさせたら、いくらタフな相手でも効くでしょうね。ボディブローもうまいし、どんな角度からでもパンチを打てるのは、大きな武器です。
さて、この激戦区のライト級でどこまで伸びていくのでしょうか。楽しみなボクサーです。
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