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IBF世界S・フェザー級タイトルマッチ
エドゥアルド・ヌニェス(メキシコ)VSクリストファー・ディアス(プエルトリコ)
エドゥアルド・ヌニェス(メキシコ)IBF王者
29戦28勝27KO1敗、28歳 オーソドックス
身長 168センチ リーチ 173センチ
唯一の1敗は、2018年6月に11戦目で判定負けを喫したものです。その後は19連続KO勝利中です。そして、2024年2月にシャフカッツ・ラヒモフとIBF1位決定戦でKO勝ちし、2025年5月の王座決定戦でも、力石に大差の判定勝ちで王座を獲得しました。
クリストファー・ディアス(プエルトリコ)IBF15位
35戦30勝19KO5敗、30歳 オーソドックス
身長 168cm リーチ 163cm
2018年7月に伊藤雅雪さんとWBO世界S・フェザー級王座決定戦を行い、1-2の判定で敗れ王座獲得に失敗しました。2019年4月にシャクール・スティーブンソンと対戦しましたが、大差の判定負けを喫しました。2021年4月にWBOフェザー級王者のエマニエル・ナバレッテに挑戦し、12RTKO負けで王座獲得に失敗しました。
見どころ
ややピークを過ぎた感のあるディアスに対して、力石に圧勝したヌニェス。これはちょっと力の差がありすぎますね。ヌニェスが何ラウンドに倒すかだけが見どころとなってしまいます。ただ長い間世界戦線で戦ってきたディアスも、あっさり倒されるわけにはいかないでしょうね。
試合展開
なるほど、ディアスは腕が短いですね。特に二の腕が短いような気がします。
ヌニェスは2ラウンドから手数を増やし、ディアスの打ち終わりにワンツーをヒットしますが、ディアスも負けじと応戦します。パンチの的確性ではややヌニェスは上か~
7ラウンドにヌニェスが2度ダウンを奪う
しかし、ディアスも歴戦の雄ですね、中盤はヌニェスもやや攻めあぐねています。それでも6ラウンドからヌニェスがペースアップして、7ラウンドに2度ダウンを奪いました。しかし、最初のダウンはスリップ気味で、2度目も右ストレートでダウンを奪ったのですが、ディアスにダメージは感じられません。
9ラウンドから稀に見る激しい打ち合い
9ラウンドに勝負に出たヌニェスですが、ディアスも負けじと応戦します。その後は最終ラウンドまで、お互い死力を尽くして、稀に見る激しい打ち合いを展開しました。ディアスは打たれ強いし、無尽蔵のスタミナを持っていますね。恐れ入りました。ヌニェスの強烈な左ボディブローを何度もディアスの肝臓を傷めつけたはずですが、ディアスは最後まで耐え抜きました。
判定は3-0(117-109,117-109,116-110)でヌニェスが大差の判定で防衛に成功しました。