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それと共に4団体統一世界S・バンタム級タイトルマッチ(2025年9月14日)
井上尚弥(大橋)VSムロジョン・「悪魔大王」アフダマリエフ(ウズベキスタン)
両選手のプロフィール
井上尚弥(大橋)4団体統一世界S・バンタム級王者
30戦全勝27KO、32歳 オーソドックス
身長 165cm リーチ 171cm
2018年にジェイミー・マグドネルに圧勝し3階級制覇を達成してから、ドネア戦以外はすべてKO勝ち。そして、2022年6月7日にWBC王者のノニト・ドネアと再戦し、2RTKOで3団体統一王座を獲得しました。2023年7月にはS・バンタム級に階級を上げ、苦戦が予想された2団体統一王者のフルトンに圧勝しました。さらに2023年12月、2団体統一王者のマーロン・タパレスに10RKO勝ちで4団体統一王者となりました。そして、2024年5月に因縁のルイス・ネリと対戦し、まさかの1Rにダウンを喫しましたが6RKO勝ちで圧勝しました。そして4年ぶりのラスベガスでの防衛戦で、またもや2ラウンドにダウンを喫する波乱の幕開けの末、何とか8RTKOで無事防衛に成功しました。
ムロジョン・アフダマリエフ(アフガニスタン)WBA暫定王者
15戦14勝11KO1敗、30歳 サウスポー
身長 166cm リーチ 173cm
2020年1月にダニエル・ローマンに判定勝ちしてWBAスーパー・IBF世界S・バンタム級タイトルを獲得。初防衛戦で岩佐亮佑にTKO勝ちしています。その後2度防衛し、4度目の防衛戦でマーロン・タパレスに判定で敗れ王座陥落し、井上への挑戦権も失いました。しかし、2024年12月にリカルド・エスピノサとWBA暫定王座決定戦を行い、3RTKO勝ちで王座を獲得しました。ちなみに「わしボク」がつけたあだ名は、「悪魔大王」です。
見どころ
体格はほぼ同じですが、フィジカルの強さではアフマダリエフが上回るような気がします。とにかく「ごつい」体つきをしています。なおかつ、いかにも打たれ強そうな「顔」をしていますね。そして攻撃パターンが変則で読みづらいので、対戦相手としてはやり難いと思います。
いつもの井上なら序盤で相手のスピード、攻撃パターンを読んで、ペースを掴んでしまいますが、悪魔大王は一筋縄ではいかないでしょう。しかも、パンチ力があるだけにむやみに打ち込みのはかなりリスクを伴いますね。ディフェンス重視で持ち前のスピードを生かして、コツコツとポイントを積み重ねて行くのが安全です。判定でも、この相手なら納得します。