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WBC世界ミニマム級タイトルマッチ(2025年3月30日)
メルビン・ジェルサレム(フィリピン)VS重岡優大(ワタナベ)
両選手のプロフィール
メルビン・ジェルサレム(フィリピン)WBC王者
27戦24勝14KO3敗、31歳 オーソドックス
身長 157センチ リーチ 157センチ
2017年1月にWBC王者のワンヒン・ミナヨーティンに挑戦し判定で敗れタイトル獲得に失敗しました。2021年7月にOPBF王座決定戦に判定勝ちしてタイトルを獲得しました。そして、2023年1月に谷口将隆に挑戦し、衝撃の2RTKOで王座を獲得しました。しかし、2023年5月にオスカル・コラーゾに7R終了TKO負けでタイトルを失いました。しかし、この敗戦は手を痛めたためと思われます。2024年3月に重岡優大に挑戦し、ダウンを奪う快勝でタイトルを獲得しました。2024年9月に無敗のルイス・カスティージョに大差の判定で初防衛に成功しました。
重岡優大(ワタナベ)WBC1位・WBA5位・WBO9位
10戦9勝5KO1敗、27歳 サウスポー
身長 160センチ リーチ 162センチ
2019年10月にプロデビュー。2021年11月に小浦翼とWBOアジアパシフィック王座決定戦に判定勝ちして、王座を獲得しました。2022年11月仲島辰郎にKO勝ちして、日本タイトルも獲得しました。2023年4月にウイルフレド・メンデスとWBC世界ミニマム級暫定王座決定戦を行い、7RKO勝利で、兄弟同時王座を獲得しました。そして、2023年10月に正規王者のパンヤ・プラダブスリに判定勝ちして、統一王者となりました。しかし、2024年3月にメルビン・ジェルサレムに判定で敗れ、王座陥落。再起戦も今一つの出来でしたね。
展開予想
前回の対戦で実力差は明確でした。これといった武器のない優大に、ジェルサレムは早くからペースを掴むでしょう。前回は結果が僅差ということだけで、優大は終始押されっぱなしで、完敗と言ってもいいでしょう。倒されることはないでしょうが、明確な判定でジェルサレムが勝つことは間違いないでしょう。簡単に言ってしまうと「凡戦」です。
試合展開
しょうもない歌や喋りは要らんから、さっさっと試合始めろよ!いつまで我慢したら、ボクシングをやってくれんねん。
序盤からジェルサレムのスピードと変則的なボクシングにペースを握られ、まったく盛り上がりのない凡戦に終始し、大差の判定でジェルサレムが防衛に成功しました。長い間待った甲斐もなく、つまらない試合を見せられてがっかりですね。優大にはこれ以上のパフォーマンスは無理でしょう。
ただ、解説者としては、なかなか有能なスキルがあると思いますよ。