目次
スペシャルワンマッチ10回戦
ジャモール・チャーロ(アメリカ)VSホセ・べナビデスJr.(アメリカ)
両選手のプロフィール
ジャモール・チャーロ(アメリカ)WBCミドル級王者
32戦全勝22KO、33歳 オーソドックス
身長 183センチ リーチ 187センチ
2015年9月、IBF世界S・ウェルター級タイトルを獲得し、3度防衛に成功し返上。2018年4月にWBC暫定世界ミドル級王座を獲得しました。2021年6月にファン・マシアス・モンティエルに判定勝ちして5度目の防衛に成功してから、リング外でのごたごたや、精神的な疾患で試合から遠ざかっていました。2年5か月ぶりの試合となります。
ホセ・べナビデスJr(アメリカ)
30戦27勝18KO2敗1分け、31歳 オーソドックス
身長 180センチ リーチ 185センチ
2014年12月、WBA暫定S・タイト級王座を獲得し、1度防衛の後返上。2018年10月、WBO世界ウェルター級王者のテレンス・クロフォードに挑戦し、12RTKO負けでタイトル獲得に失敗し、初黒星を喫しました。2022年7月にダニー・ガルシアに判定負け。2023年8月、5RKOで再起戦を勝利で飾っています。弟はメインに登場するデビッド・べナビデスです。
試合展開
チャーロが、前日計量で契約ウエイトの163ポンドを作れず、約1.6キロオーバーとなりました。チャーロが違約金を支払うことで決着し、試合は予定通り行われます。
長いブランクがありましたが、チャーロの動きは悪くないですね。手数では気迫十分のべナビデスが上回っていますが、回を重ねるごとに、チャーロがスピードとパンチの的確性が上回り、前半はチャーロがやや優位に立ちます。
後半もべナビデスの手数は止まりませんが、チャーロが的確にパンチを返しています。ただ、全盛期に比べると一発の破壊力は物足らない感じがします。このまま、今一つ盛り上がりに欠ける展開が続き、判定決着となりそうです。
終盤、すこしずつチャーロの手数が減って、やや失速した感じですね。対するべナビデスの手数はそれほど衰えが見えません。時折チャーロのうまさが見られるものの、採点は微妙な気もします。
退屈な試合でしたね。
さて判定は、3-0(98-92,99-91,100-90)の大差でチャーロが勝ちました。